院長のコラム | エクアドル

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第37回 ガラパゴス・クルーズ1(エクアドル):首都キトの街

 さて、舞台を一旦南米に移すことにする。我が家は2006年から2010年の4年間をペルーのリマで暮らした。ペルーへの転勤が決まって、絶対に行きたいところがあった。ガラパゴス諸島、パタゴニア、メキシコのマヤ遺跡、イースター島。。。何でマチュピチュではないのか?実はペルーへ転勤する2年前、そうなることとはつゆ知らず、我が家はポーランドからペルーへ大枚はたいて旅行していた。つまり、ペルーのメジャーどころには転勤前にすでに旅行済みだったのだ。

 これから何回かに渡って、ガラパゴス諸島を巡るクルーズを紹介したい。まずは起点となるエクアドルの首都キトの街からだ。
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 エクアドルとはスペイン語で「赤道」を意味する。赤道直下の街というと暑いイメージだが、キトは標高2850メートルにある。ちょうど富士山の七合目ぐらいにある大都市だ。飛行機からキトの街を見るとその標高の高さがわかる。
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 ボリビアの首都ラパスが標高3600mで世界一標高の高い首都だろうが、キトも結構な高度で、ついた当日は油断すると軽い高山病症状が出る。キトには出張を含め10回ぐらい行ったが、到着初日はとにかく腹が張ってあまり食べられない。また、熟睡ができず何度も目が覚める。ちなみに高地では一般的に美味しくない食べものは?それはパスタなど麺類。沸点が低いのであまり上手くゆでられない。キトの日本人はご飯も圧力釜で炊いている。でもキトの食事は結構美味しい。イタリア料理店でもまともなパスタが出てきた。
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 ホテルの窓から雪を冠した山が見える。
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 標高2850メートルの街から富士山のように見える山。つまりこれらの山は6000mクラスの山なのだ。
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 キトの郊外に赤道記念碑がある。LATITUDとは緯度の意味、つまり緯度が0度。
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 これが赤道。何かイギリスのグリニッジ天文台(経度0度)に何となく雰囲気が似ている。
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 こんな感じでSとN、つまり南半球と北半球の分かれ目なのだ。一度は見てみたいが2度目はないだろう。
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 キトのセントロ(旧市街)は世界遺産に登録されており、坂が多く立体的で街並みが美しい。南米の都市の中でもお気に入りのセントロだ。
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 ここもかつてはインカ帝国の街。どこかクスコに似た雰囲気がある。インカの雰囲気とコロニアルな白が混在する。
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 このセントロはもちろん観光地でもあるのだが、人々の生活の匂いを強く感じる。
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 店先に靴下が売っていたりする。
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 街からはバネージョの丘が見える。
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 青い空にコロニアルの白がよく映える。
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 これが独立広場。
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 カテドラル(大聖堂)や大統領府が立ち並ぶ。この広場は夜景もまた美しい。
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 サン・フランシスコ教会
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 ゴシック様式のバシリカ教会。ここは一見の価値有り。
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 塔の上まで登ることが出来、そこからの見晴らしがすばらしい。
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 こんな感じでセントロを見下ろすことが出来る。
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 中の造りも非常に重厚で、ステンドグラスが素晴らしい。
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 これも見所のラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。金をふんだんに使った内装は他ではあまり見られない。キンキラキンなのにあまり嫌みが無い。
 次回はキトの夜景と温泉を紹介する。

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第38回 ガラパゴス・クルーズ2(エクアドル):キトの夜景と温泉

 今回はすばらしいキトの夜景を紹介する。キトは盆地のような地形になっているので周辺の高台から見下ろすことが出来る。
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 おすすめの穴場がこのCafe Mosaico、食事をしながらこの夜景を楽しむことができる。ただし、ここへは街からタクシーでしか行くことが出来ない。
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 夕暮れ前にオープンエアの座席に陣取る。徐々に日が暮れて街が光り出す。
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 暗くなればなるほど、街の明かりが浮かび上がってくる。
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 セントロの教会が白くかがやく。
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 手前は闘牛場。
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 近すぎず、遠すぎず、ちょうどいい距離感で夜景を楽しむことが出来る。
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 セントロに行ってみると綺麗にライトアップされていた。
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 独立広場も白が際立って美しい。
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 翌日、キトの郊外にあるパパジャクタ温泉に向かった。街の道路からも6000m級の山を拝むことが出来る。
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 キトから車で約2時間山道を上っていく。
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 山村の一角にその温泉は現れた。
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 なかなか綺麗に整備された温泉施設で驚いた。
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 打たせ湯のような設備まである。
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 一見、リゾートホテルのプールのようだ。
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 温泉というよりは温水プールのようだ。入浴には水着とスイミングキャップの着用が必要。
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 明日はいよいよガラパゴスへ出発だ。

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