大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
このブログを始めて6年目に入ったが、今回はじめて日本の景色を取り上げたいと思う。
最近、テレビCMなどで取り上げられ、「天空の城」、「日本のマチュピチュ」として注目されている「竹田城跡」。ペルーで4年間を過ごした自分としては、いったいどんなもん?と、実際に行ってみた。
雲海に浮かぶ「天空の城」を見るには、その対岸にある「立雲峡」の展望台から見るのが一番いいらしい。
「雲海」はいつでも見られるというものではない、本来は9月から12月の気候条件がそろった時にのみ見ることができるそうだ。今回訪れたのは3月下旬、はたして見られるかどうか。。。
「立雲峡」の駐車場がまだ工事中であったため、麓から目的の「第一展望台」まで、1時間の山道を登る事になった。早朝のまだ薄暗い山道を息を切らせて登っていく。
途中にあった、愛宕神社の鳥居。
疲れもピークに達した頃、前を行く人達から歓声が上がった。「雲海」だ!。第一展望台に着くと、眼前は「雲海」で埋め尽くされていた。
この時期にこれだけの雲海が見れるのは、結構ラッキーらしい。
「展望台」といっても何があるわけではなく、ただの「平坦な場所」だ。この時期の山の上は結構寒く、皆、防寒具を来ていてもぶるぶる震えながら、雲海が晴れていくのを待っている。熱い飲み物を持ってくれば良かったと後悔した。
後から登ってくる人達も皆一様に歓声を上げる。でも、見えるのは「雲海」だけ。
「雲海」が適度に晴れてきて、始めて天空の城が拝めるのだ。
ちょうど自分の隣に、三脚にプロ仕様のカメラを構えるおじさんが居た。聞けば、ここの常連とのことで、「今日はチャンスがあるから粘ってみたら」と言ってくれた。
少しずつ雲海が下がって来ては、また上がっていく。待てども待てども、雲海が晴れてくる気配がない。
この状況で1時間半程度が過ぎた。大半の人達は、天空の城を見ることなく諦めて下山していった。
最悪の場合、このまま雲海がスーッと消えてしまって、"終わり"らしいのだが、あと30分だけ粘ってみることにした。
雲海が下がりだしては上がりを何度も繰り返すうちに、雲海の切れ目が深くなって来た。
その瞬間に周囲からオーッ!という歓声が上がった。竹田城だ!雲海に浮かぶ竹田城、まさに天空の城だ。
興奮してシャッターを切りまくったが、幻想的なショーはしばらくして終わり、
気がつけば、雲海はどんどん低くなっていき、スーッと消えてしまった。
晴れてしまうと、現実的な景色が現れた。夢から目が覚めた感じだ。
次回は望遠での「天空の城」を。
よかったらポチッと押していって下さい。
にほんブログ村
雲海の中に浮かぶ竹田城跡。その一部始終を望遠写真で紹介する。
最初は雲海に埋もれてしまっていて、何も見えない。
雲海は波のように上がったり下がったりしながら流れていく。
そのまま、すーっと全て無くなってしまうこともあるそうだ。
雲海が薄くなった先に、竹田城跡が見えた!!
まさしく「天空の城」だ。
しばらく、見えたり隠れたりを繰り返しながら、雲海は徐々に下がって行く。
このわずかな時間がショータイムだ。
しだいに城跡がくっきりと見えるようになってくると、
雲海は徐々に下がって行き、
あっというまに、すーっと消えていく。
そこには、現実の世界の竹田城跡がくっきりと現れた。
麓の街までくっきりと見える。
望遠でもっと近づいてみる。雲海の中から城跡が少し姿を現しだした。最も興奮した瞬間だ。
600万画素の一眼レフ+安物望遠レンズでの撮影なので、写真の荒さはお許しいただきたい。
雲の切れ目から城跡が現れた。
この光景は確かに「雨のマチュピチュ」に似ている。「晴れのマチュピチュ」も当然すばらしいのだが、「雨のマチュピチュ」は「天空の城ラピュタ」を彷彿する、何とも幻想的な世界で、時間的に粘らないと見れないところもそっくりだ。
よく見ると城跡に多くの人がいるのがわかる。こちらの雲海がなかなか晴れていかない事にしびれを切らした多くの人達が、一旦下山して、城跡側に回っているとのことだ。もちろん城跡の上からは天空の城は見えない。
雲海に城跡が浮かんでいるように見える。
徐々に雲海は下がっていき、
しだいに城跡はくっきりとしてくる。
晴れてしまうと、夢から覚めたようで、何か虚しさが残った。
さあ、急いで下山して、宿で朝食だ。
よかったらポチッと押していって下さい。
にほんブログ村
では、今回は竹田城跡そのものと、麓の街並みを紹介する。
「天空の城」も、日中に麓の住宅地から見上げると、今ひとつパットしない。
最寄りの駅は、JR播但線の竹田駅。
駅舎は結構洒落たたたずまい。駅舎の裏から登山道がはじまる。
線路の向こう側へは、線路の下をくぐっていく。
こんな感じで、線路の下は通路になっている。
駅の山側には水路が流れていて、寺が建ち並んでいる。
城下町らしい街並みだ。
水路には立派な鯉が泳いでいる。
左のお宅がおもしろい。なぜか、ゴジラやピカチューの石像がまじめに飾られている。
登山道の入口。
息を切らして登山道を上り、やっと竹田城跡に到着。
城跡と言うだけあって、残っているのは城の石垣のみだ。
ペルーのマチュピチュも、同じように石の建造物だけが残っている。
ここから見渡す周囲の山々の景色は中々気持ちがいい。
でも、城跡はやっぱり城跡で、日中にここだけ見ても、あまり。。。だ。
今度は是非、霧に覆われた城跡を見てみたい。
よかったらポチッと押していって下さい。
にほんブログ村
今回、月曜深夜の長寿番組、MBS毎日放送『痛快!明石家電視台』に出演する機会を頂いた。
『実際どうなん!?アフリカ大好き9人』というテーマで、千原せいじさんをはじめとして、アフリカとゆかりのある9人が登場。院長は2000年からの2年間をアフリカのスーダンで、日本大使館の医務官として在勤した。また、在勤中に休暇を利用して、ケニア、タンザニア、ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ、南アフリカ、エジプトを訪れた。特にケニアのマサイマラでのサファリにはまり、転勤後も2度ケニアを訪れている。文字通りのアフリカ大好きである。
バラエティーへの出演なんてもちろん初めての経験で、かなり緊張して臨んだ。2時間の収録であったが、終始お笑い芸人の方々の反射神経の凄さに圧倒され、あっという間に終わってしまった。さんまさんのツッコミがいきなり自分にも飛んでくる。他の人が話している間も、いつ振られてくるかもしれないので、常に集中しておかないといけない、芸人さんはアドリブの振りに対しても、きっちり笑いをとる。これはもの凄いことだと肌身に感じた。
事前に何度も入念な打ち合わせがあるのだが、実際は全て、さんまさんの勝手気ままな展開で進んでいく、自分は灼熱の国スーダンでの、停電にまつわる話をし、無事にカットされずにオンエアしていただいた。もう一つ、入念に写真や動画まで準備していった、ケニアのサファリにまつわる話は、話す時間さえなかった。。。非常に貴重な経験をさせてもらった。本当に、お笑い芸人という人たちは凄い!
ドクトル伊東の地球の果てまでも、とうとう11年目に突入。コロナ渦で、海外はおろか、国内旅行もはばかれる昨今、中々更新の機会が無かったのだが、2019年の夏から撮りためてきた北海道の大自然を紹介していきたい。
「北海道の絶景」で調べてみて、一番印象的だったのがこの「神威岬(かむいみさき)」。ウニで有名な積丹半島の、日本海に突き出た岬だ。ウニ漁の時期が決められているため、夏の時期は「ウニ丼」求めて多くの観光客がやってくる。札幌から車で約2時間と、アクセスも悪くない。
ゴジラの背中の様な岬。
長い遊歩道が整備されていて、岬の先端まで行くことができる。
見下ろすと、海はキレイな青色で「積丹ブルー」と呼ばれている。
岬の尾根に連なる遊歩道が、景色とうまくマッチしていて美しい。確かに記憶に残る絶景だ。
一旦札幌に戻り、今回は列車で釧路に移動。「特急おおぞら」で約4時間で、釧路に到着。今回の目的は釧路湿原でのカヌーだ。
高台からの眺め。眼下に広大な湿原が広がる。
日本で一番広い湿地であり、水や動植物の独特な生態系が維持されている。
今回挑戦したカヌー。ここに来て始めて、「カヌー」と「カヤック」の違いを知った。自分が今まで乗ってきたのはカヤックだった。水をかくブレードが両端についているのがカヤックで、初心者でも比較的漕ぎやすいのだが、今回のカヌーはいわゆる「カナディアン・カヌー」でブレードが片方にだけついていて、それで、前進と舵を切る。これは中々慣れるまで難しかった。
釧路川の静かな流れに乗って、川を下っていく。
ガイドの方が特別な場所に連れて行ってくださったので、我々以外に誰もおらず、優雅な時間だった。
のんびりと、ずーっと乗っていたい気分だった。
オジロワシにも遭遇した。
ポーランドで経験したカヌーの様な光景だった。
今回、釧路ではヒッコリーウィンドというロッジにお世話になった、オーナーの安藤誠さんは、世界的な雑誌で受賞もされている写真家で、釧路の自然を知り尽くしたナチュラリストの第一人者でもある。恐らく、ここでしか経験のできない、ナイト・カヌーを経験させていただいた。
8月の釧路であるが、上下にごっつい冬用のダウンウエアを着用して出発。
月明かりだけを頼りに漕ぎ出していく。
月が明るくて、星はそれほど見れなかったが、なんとも幻想的な経験だった。これは一度は経験していただきたい。
北海道の定番光景、キタキツネ。
夏でも、なにげにタンチョウに遭遇する。
野生のタンチョウは初めて見た。
ヒッコリーウィンドには安藤さんが撮られたすばらしい写真がたくさん展示されているのだが、その中でフクロウの写真に魅せられてしまった。安藤さんに、冬の釧路に是非来なさいと言われた。これが釧路マニアになったきっかけだ。
2020年2月、冬の釧路を始めて訪れた。
あちこちからタンチョウの鳴き声が聞こえる。
今まで、「鳥」というものにあまり興味を持ったことが無かったのだが、タンチョウは気品があって実に美しい。
白黒のモノトーンに赤いポイントが映える。
むかし、「池中玄大80キロ」というドラマで、主役の西田敏行がタンチョウに魅せられたカメラマンを演じていたが、極寒の中、寒さを忘れてファインダーを覗く気持ちがわかるような気がした。
羽そのものの質感も美しい。
いわゆる求愛ダンス。
独特の声で鳴いている様子。
長い時間見ていても全く飽きない。
飛び立って行っては、また、どこからか飛んでくる。
群れで飛ぶ姿は、また美しいのだが、
飛んでいるところを写真に収めるのは中々むつかしい。自分にはまだまだだ。
コレが有名な、鶴居村の音羽橋。
橋の上から望遠で、タンチョウのねぐらを唯一観察、撮影できる貴重なポイント。川霧の中のタンチョウの姿を撮影しようと、マイナス10度から20度と極寒の中、日の出前から多くの愛好家が三脚を持って押し寄せる。コロナ渦で外国人の姿が少なく、それでもピークには2重に整列状態になる。
エゾジカが出てきた。
すっかり日が昇ってしまった。
今回の撮影機材のスペックではこれが限界だ。周囲には100万円以上するような大型望遠レンズを装備した人たちがわんさか。次回はもう少しグレードアップして望みたい。
一旦宿に帰って朝食を摂り、再度、タンチョウ撮影へ向かう。二羽で遊んでいるように見える。
静寂の中、タンチョウの鳴き声が響く。
羽を広げた姿も美しい。
雪が降ってきた。
雪がしんしんと降りしきる中のタンチョウもいい感じだ。
吹雪の中、飛び立っていった。
ここは夕暮れどき、寝床に戻っていく姿を撮影するポイントだ。
暗くなる中、飛んでいるタンチョウを撮影するのは、かなり高度なテクニックを要するようだ。
タンチョウ撮影初体験は一端終了。次回はもう少し腕を上げてから挑みたい。
ヒッコリーウインドの庭の巣箱になにげに小鳥がやってくる。
今回のもう一つの目的は、「エゾフクロウ」を見ることだ。
ガイドさんに連れられて、幹線道路からはずれて、雪道を歩いて行くと、いました、いました、エゾフクロウが。
木のほこらの中で、のんびり昼寝中?
じっと動かないようでいて、時々、頭を動かす。
なんだか、笑っているようにも見える。
「森の守り神」などと言われるが、何とも穏やかな表情だ。
いくら見ていても飽きない。
色んな表情をしてくれる。
今回のベストショット。腹を抱えて笑っているかのようだ。
次の場所へ移動したが、残念ながら、このほこらにはいなかった。
でも、周囲を見渡すと、ほこらの外で発見!
少し細身で、ちょっと顔が違う。
もう1か所に移動すると雪が降ってきた。
ほこらのなかに、いました!
かなり激しく雪が降る中、
ほこらから、少し体を出しているので、頭の上に雪を乗っけている。
これは少し珍しいそうで、雪の中のお地蔵さんのような、シュールな光景だった。
釧路の空港は「たんちょう釧路空港」という。空港前にはタンチョウとシマフクロウの大きなモニュメントがある。次の夏には天然記念物である、このシマフクロウを撮影することになる。
夏に北海道を再訪、まずは知床のウトロから。
今回は知床半島を小型船でクルーズし、陸からではアクセスできない、知床半島の自然を観察するというツアーに参加。
あいにくの天気ではあったが、何とか船は出た。
切り立った崖や滝など、自然の造形美を見ながら、知床半島の先端を目指して船は北上する。
このツアーの最大の見せ場、ヒグマを発見!!ちょうど写真の川の中にいる川の中にいる。
川で魚を狙っているようだ。
川から出てきて、何か咥えている。
魚だ!まるで木彫りの熊のように、魚を咥えている。
崖を登りだした。
巣に帰っていくのだろうか。
夜は満天の星空で、天の川も見れた。
斜里町にある「天に続く道」。確かに天に続いているように見える。
ウトロから半島の反対側にある羅臼へ移動。
まず驚いたのは、この光景。前に見える島は北方領土の国後島だ。
あまりの近さに正直驚いた。あれがロシア領なのかと。お恥ずかしい話だが、今になって、北方領土問題を目の当たりにした。
今回、羅臼に来た目的は天然記念物のシマフクロウを撮影するためだ。その拠点になるのがここ「民宿 鷲の宿」。夜になるとこの宿の前にある小川にシマフクロウがやって来るというのだ。
ここが観察用の小屋。ここから夜通し、シマフクロウが来るのを待ち構える。中にはトイレもあって、飲み物も自由に飲めるようになっている。
この清流に、シマフクロウが自然の餌場と思ってやって来る、人工の餌場が設置されてある。
その横には照明設備が有り、夜はシマフクロウがエサを採りやすい明るさで照らされる。右の板で蓋をしてあるのが、餌場だ。
こんな感じになっている。
夜になると、このように照らされる。照明の周波数にシャッタースピードを合わせると、ストロボなしで撮影できる。
シマフクロウはつがいで行動するらしく。通常は毎日2回は現れていたようだが、ちょうど直前にメスが死んだらしく、オスが新しいパートナーを探していた時期で、あまり姿を現さないようになっていたそうだ。夕食後午後8時頃から延々何も来ない時間が続く。深夜2時頃を過ぎると、一人また一人と諦めて部屋に帰って行く。自分はウトウトしながらも何とかねばった。
午前5時過ぎ、急にざわついた。シマフクロウが来た!
エサを狙っているようだ。
こっちを見た。
エサを採りに行った。
餌場を出たり入ったりを繰り返している。
夢中でシャッターを切った。
癒し系のエゾフクロウと違い、鷲のような精悍な顔つきだ。
羽を広げた姿もカッコイイ。
魚を足でつかんで出てきた。
飛び立つ姿も美しい。
たった10分ほどのショータイムだったが、
最後までねばった者だけが味わえた興奮だった。
カメラ機材をグレードアップして(といっても周囲の人達のカメラやレンズとは比べものにならないが。。)、2シーズン目のチャレンジ。
この日の音羽橋はマイナス26度と超極寒、ましてや橋の上で、最高レベルの極寒仕様で望んだが、それでも指先がしびれる。
音羽橋では、川霧の中のタンチョウを撮影するのが目的なのだが、この日は川霧はバッチリ。
でも、なかなかタンチョウが出てこない。
左中程に頭を下げたタンチョウの群れが見えてきた。
最大限の望遠で。
ここまで拡大すると、やっとタンチョウだと認識できる。今回はタンチョウの位置が橋から遠すぎ手、これが限界だった。
宿に戻って朝食を摂り、再度撮影開始。
凜とした静けさの中、タンチョウの鳴き声だけが聞こえる。
何度見てもタンチョウは美しい。
カップルなのか、
仲良く遊んでいるように見える。
あちこちで色んな行動を見せるので、ずっと見ていても飽きない。
広げた羽も美しい。
これから飛び立とうと助走をつけて。
飛んでいる姿も美しい。
群れで飛ぶと、より絵になる。
飛んでいる姿の撮影は、まだまだ技量不足。
タンチョウでは、ベストショットと言えるような写真が撮れていない。
是非、また挑戦したい。
前回に見たエゾフクロウが忘れられなくて、2シーズン目の再挑戦。今回はガイドさん無しでの挑戦。ちなみに環境保護の観点から、ネット上にはエゾフクロウの居場所は表だっては書かれていない。事前に色々調べて、数カ所の位置情報を教えていただいた。
位置情報と昨年の記憶を頼りに、雪道を進んでいくと、
ちょうど写真の中央。
ほこらの中に、いました、いました。
このほこらには、2羽で入っていることもあるのだが、自分はまだ見れていない。行き交う人と、挨拶がてら「いましたか?」と問いかけると、「1羽いたよ」と答えが返ってくる。
微笑んでいるように見える。
この表情には、ほんとに癒やされる。
ほとんど動かないのに、時々顔を動かす。ぼーっと眺めていると、いくらでも時間が過ぎる。さて、次の場所へ。
昨年、吹雪の中のフクロウを撮影できた場所。
昨年の写真を頼りにほこらは見つけたが、ご覧のようにほこらが雪で埋まってしまっている。
残念!、来た道を帰っていくと、人の群れが出來ていた。いた!
林の中に、エゾフクロウがいた。ここで知り合った人たちが、次の場所へ連れて行ってくれるとのことになった。ラッキー!
場所は阿寒湖へ向かう幹線通り沿いの林。本当に道のすぐ横。
ほこらの中にいました。いました。
こうやって見ると、エゾフクロウでもそれぞれ顔や姿が結構違うことがわかる。
ほとんどの車が、フクロウの存在を知らずに通り過ぎていく。
じーっと眺めていて、時折、表情を変えるのが面白い。
冬の釧路は、タンチョウとエゾフクロウという、全く趣の異なった、2種の鳥を楽しめる。
翌日、帰路につく前にもう一度、鶴居村のほこらへ。
いました、いました。今日も一羽ですが、にっこり微笑んでいるようです。
久しぶりの更新、ドクトル・イトウの地球の果てまでも13年目に突入だ。
海外の絶景へはまだ行けそうにないのだが、今回は、以前から行きたいと思っていた奄美大島を訪ねた。
2021年に世界自然遺産に登録されており、注目度が高まっているスポットだ。中でも、動物好きの院長は、奄美大島にのみ生息し、絶滅危惧種に指定されている、"アマミノクロウサギ"を撮るのが最大の目的だ。
まずは奄美大島の美しい海から。奄美群島の南端に位置する加計呂麻島周辺をクルーズ。
"青の洞窟"探検ツアーへ参加した。ここが洞窟の入口。小型のボートに乗り換えて中へ入っていく。
幻想的なブルーの世界が広がる。院長にとって青の洞窟は2回め。イタリアのカプリ島ではなくて、クロアチアのVis島以来だ。
周辺では、海へ落ちていく滝なども見ることができる。
加計呂麻島に何やら人工的な洞穴の入り口がある。
上陸して中へ入っていった。これは日本軍の特攻艇「震洋」の格納庫。爆弾を積んで突撃していくボートだ。結局出撃することは無く敗戦を迎えたのだが、悲しい歴史の遺産も残っている。
島に生育するサキシマスオウノキ という木。板状の根っこ"板根"で有名。
台風などで倒れないように進化した形なんだそうだ。
島の名所、"武名のガジュマル"
なんか、神秘的なほど立派なガジュマルだ。
さてさて、今回の最大の目的、フルオープンのJEEPでアマミノクロウサギを探索する"元祖ナイトツアー"へ。南国と言っても年末の奄美大島の夜は結構寒く、ダウンを着込んで参加した。
車好きの院長が心躍る、三菱重工製、年代物のJEEPだ。
自然公園の入り口。ここからが、アマミノクロウサギが出現するエリアだ。遭遇できるかどうかは運次第。全くだめな日もあるそうだ。
幸運にも早々に発見!
しかし、発見してもじっとはしておらず、すぐに逃げてしまうので、暗い条件の中、写真に収めるのは至難の業だ。
すぐに藪の中に逃げ込んでしまう。
何故かじーっとしている、子供のクロウサギを発見。どうやら用を足していたようだ。ゆっくり観察できてラッキー。運よく7回もクロウサギと遭遇することができた。
これも運がよく、排水管の中に、"日本で最も美しいカエル"といわれる絶滅危惧種の"アマミイシカワガエル"を発見!
奄美大島の美しい夕日。また訪れたい島だ。
釧路でのタンチョウ撮影も3シーズン目。なんかライフワークになってしまいそうにハマっている。
マイナス20度以下になる極寒、モール泉という日本では数少ない温泉と美味しい食事。自分には極楽だ。
初日は日の出前の音羽橋から、タンチョウの寝床を狙う。
この日は気温が少し高めで、けあらしが起こらず、タンチョウ達がはっきりと見える。これはこれでいいのだが、来ている人達は皆、けあらしを待っている。
タンチョウ達が餌場に向かって飛び立ちだした。
今回は、いつもと違う、シラルトロのエゾフクロウから訪問。
いました、いました。祠から身を乗り出して外を見ています。
中でしゃがんだ横顔。
正面向くと、やっぱり微笑んでいるような。ただ、まぶしいだけなのか。。
ぱっちり眼を明けてくれた。
給餌場に戻って、タンチョウの声を聞きながら撮影開始。
つがいの様子をずっと追いかけていると、
本当に仲がいい。
群れで飛んでる姿が、特に美しいのだが、
これを撮影するのが特に難しい。院長にはまだまだ腕不足。
夕暮れの菊池牧場。給餌場から寝床へ帰るタンチョウを狙う。
今回は夕焼け空までにはなってくれなかった。明朝はかなり冷え込むらしい。けあらしに期待。
2日目の朝はマイナス26度まで冷え込んだ。完全防寒して、三脚の場所取りに、夜明け前の真っ暗闇の中、音羽橋へ向かう。
少し夜が明けてきた。"けあらし"が起こっている。この雪裡(せつり)川は、地下水が湧き出た川で凍結しないため、極寒の日には、川面の水蒸気が冷やされて"けあらし"とよばれる霧が立ちこめ、幻想的な景色となる。
この場所を訪れるほとんどのカメラマンは、この"けあらし"を求めてやって来る。
とにかく寒い。気温はマイナス26度だが、橋の上はさらに冷え込む。
"けあらし"のなかのタンチョウは本島に幻想的で美しい。
朝日が差し込んでくると、輝き出す。
今年は美しい"けあらし"を見ることが出來た。
いつもの祠に立ち寄ってみると、
いました、いました、いつものように和やかに。
この祠では、つがいのエゾフクロウを見ることが出來るようなのだが、未だにつがいに出会えた事は無い。
今回は自身初の流氷とワシの撮影に知床の羅臼へ。
初日は夕刻に到着し、そのまま、シマフクロウの撮影で有名な"鷲の宿"へ直行。
2000年の夏(第192回)に訪れから、2度目の訪問だ。
横に15mぐらいはある撮影小屋の窓の前には、すでに望遠一眼をセットした三脚でぎっしり満員状態だ。夜7時より、長い長い待ち時間が始まった。シマフクロウの出現を待って、皆同じ景色を眺めながら、ひたすら待つ。恐らく夜12時頃までは、20人以上はいたと思われるカメラマン達は徐々に減っていき、午前4時過ぎには、老夫婦と院長の3人になってしまった。ちなみに前回の訪問時も、最後の最後、午前5時過ぎにシマフクロウがやって来た。今回も開き直ってねばってみた。
すると、午前5時過ぎに、本当にシマフクロウがやって来た。
中々、いい角度に向いてくれない。
少しこっちを向いてくれた。
今回は方向が悪い。
背を向けてエサを食べ出した。
最後のひと飲み。
そして、とっとと飛び立っていってしまった。でも院長は遭遇率100%。
以前より、一度は見てみたいと思っていた、流氷。この時期に知床に来れば見れるものと思っていたが、流氷の状況は日によって異なり、岸に寄ってくる日もあれば、遠ざかる日もあるらしい。
今回は羅臼の港から、船で流氷の中を進み、エサを求めてやって来るワシを撮影するというツアー。
運良く、見渡す限り、流氷が広がっている。
流氷とワシを求めて、世界中から写真好きがここに集まってくるらしい。
極寒の中、皆、デッキに出て夢中で撮影する。
何とも不思議な光景で、ワシたちが群れをなしてやって来る。
ここには2種類のワシが集まってくる。
ひとつが、このオジロワシ。
色は茶色ですごく精悍な顔立ち。
羽を広げると、またカッコイイ。
目つきが鋭い。
飛んでる姿も雄大でカッコイイ。
するどいくちばし。
もう一つが、オオワシ。
色は黒白で、オレンジのくちばしが、オジロワシよりも大きいのが特徴だ。
こちらも、青い空と白い雲、流氷とのコントラストが美しい。
羽を広げた姿には迫力がある。
ワシどおしの小競り合いも面白い。
オジロワシとオオワシのツーショット。
この2種類のワシどおしが仲が悪いというわけでは無く、混ざり合っている。
大きく翼を広げた姿は雄大だ。
着陸してくる姿は、怪獣ラドンのように見える。
と言うよりも、怪獣ラドンのモデルはオジロワシではないかと考えてしまう。
魔法使いのおばあさんのようにも見える。
あちこちで色んな姿を見せてくれる。
みんな、色んな方向にレンズを向けて撮影している。
船からエサの魚を撒くのを知っていて、ワシたちは集まってくるのだが、野生のワシには違いない。
これだけのワシが群れて集まる場所は、世界でも珍しいらしく、世界中からカメラマンが集まってくるのだそうだ。
院長の今回のベストショットかな。。
今回、知床半島から根室周辺の撮影を計画していて、「野付半島」という名前を初めて知った。自然が作り出した何とも珍しい砂嘴(さし)と言われる地形で、砂州の様なものだろうか。全長は約26kmもあり、日本最大とのこと。
この半島で囲まれた部分が、冬は凍り、何とも荒涼とした景色を作り出す。
「この世の果て」なんて表現が使われたりする。
自然の宝庫でも有り、オオワシやオジロワシ、野生のエゾジカやキタキツネが出没する。
春、夏には様々な野鳥や、高山植物を平地で見ることができるらしい。
目の前で見るエゾジカは、がっしりと大きく迫力がある。
角を突き合わして、喧嘩をはじめた。
これが「この世の果て」と言われる、トドワラ(立ち枯れしたトドマツの林)の景色だ。
南に2時間ほど南下して、根室半島の付け根にある風蓮湖へ。
ちょうど夕暮れ時に到着し、遊歩道を歩いてみた。湖はうねりながら凍っている。
夕日が真上に伸びている。
調べてみると、「太陽柱(サンピラー)」という寒冷地で見られる珍しい現象らしい。
根室半島の付け根にある風連湖は、羅臼の流氷船のワシと共に、ワシ撮影では有名な場所だ。
湖の真ん中にオオワシとオジロワシがまるでカラスの群れの様に集まってくる。それを撮影しようと、カメラの三脚がずらりと並ぶ。
元々は漁師さんが、採れた魚の残りを「捨てる」のを目当てにワシが集まりだし、それが冬の風物詩になったようだ。
茶色い方がオジロワシ。
餌に群がる姿は、オオワシもオジロワシも関係なく、まさに取り合い。
色が黒白でくちばしがオレンジなのがオオワシ。
日本最大の猛禽類は羽を広げると大迫力、
飛んでる姿は、なんともカッコいい。
乱舞という感じだ。
他の地域では、一羽見つけても大興奮なのに、これではありがたみが無くなってしまう。
湖のほとりの林を見てみると。
まさにワシのなる木だ。
近年、大ブレイクしている「シマエナガ」。ワシの撮影に来た風連湖で、ひょんなことからシマエナガの撮影をすることができた。
このシマエナガ、北海道じゅうに生息していて、遭遇することはそう珍しいことでは無いそうなのだが、撮影するとなると、かなりの高難度。
とにかくじっとしていない。来たかと思うと、すぐに飛んで行ってしまう。
シジュウカラとシマエナガのツーショット。
羽を広げるとこんな感じ。
スズメかな?
ハシブトカラ。シマエナガを待っているといろんな鳥を見ることができる。
シマエナガが必ずやってくるという場所で、三脚を立ててじっと待つ。するとシマエナガの群れが突然やってくる。
本当にじっとしてくれない。枝から枝へ、あちこちとび回って、数分でさっと消えてしまう。
数十分まっていると、またやってくる。この繰り返しで、撮影はドタバタ。
ペアでパチリ。
シマエナガのこの愛らしい姿は冬だけのようで、冬毛がそうさせているそうだ。夏は普通になってしまうらしい。。
羽を広げた姿も、なんか独特。
なかなかこっちを向いてくれない。
シマエナガを待っている間に、アカゲラ(キツツキ)をゲット。
やっぱり、小さい目がなんとも愛らしい。
これが今回のベストショットかな。
一度は行ってみたかった「雪の立山黒部アルペンルート」、「雪の大谷」で有名だが、4月中旬から6月下旬までの限られた期間しか行くことができない。
「立山黒部アルペンルート」の起点、室堂駅。この期間は定期バスでしか来ることはできない。
室堂の景色、一面の銀世界。
ハイキングルートも池も雪で全くわからない。
雪の大谷を歩いて散策。この年の高さは最高18メートル。
バスと比較するとその高さがよくわかる。自分がイメージしていた景色と少し違う。昔の写真と見比べてみると、道路が2車線になっている。以前は一車線だったので、バスのすぐ横が雪の壁という感じだった。今はGPSを頼りに掘り進んで行くそうで、技術の進歩で2車線の道路を掘ることができるようになったのだそうだ。
今回のもう一つの目的は、ライチョウを撮影すること。
保護色でわかりづらいが、写真の真ん中にライチョウ発見。
寄ってみると。
これがライチョウのオス。
絶滅危惧種のライチョウを、はたして撮影できるのかと心配していたのだが。。。
ライチョウを見つけるのは意外と簡単だった。ライチョウはハイマツという低木の中を済みかとしていて、ハイマツの周辺で人だかりができているところを見つければ、以外と簡単に遭遇できる。
ライチョウには天敵が多く、人間は襲わないことがわかっているので、天敵から身を守るために、敢えて人間に近いところで生活するらしい。
真っ白い方がメス。
仲良くつがいで。
特に目的も無く、友人を訪ねて石垣島へ。
インスタで有名な、「名蔵の一本木マングローブ」、あいにくの雨で残念。。
石垣島にもフクロウがいるとの噂を聞き、早々、ナイトツアーへ参加。昼間は普通の自然公園の中を、耳をすませて、暗闇の中を車で進んでいく。早々に「アカショウビン」を発見。
はじめて見る鳥に興奮。南国らしい鳥だ。カワセミの仲間らしい。
そのすぐ近くで、今度は「リュウキュウアオバズク」を発見。
眼が大きくて、かわいいフクロウだ。
鳴き声を頼りに探し回っていると、とうとう発見、「リュウキュウコノハズク」。
じっとこちらを睨んでいるかのような、精悍な顔つき。
こちらは、かっこいいフクロウだった。天気には恵まれなかったが、鳥には恵まれた石垣島ショートトリップだった。
「ドクトル・イトウの地球の果てまで」も14年目に突入、開業以来、何とか途絶えることなく続けている。今年こそ海外ネタをと考えているのだが、年始はまたまた北海道からスタート。今回は帯広で「エゾモモンガ」の撮影に挑戦。
十勝川も雪化粧。鴨がたくさん飛来している。
十勝川で有名な白鳥。
タンチョウを発見。
雪景色にタンチョウはよく似合う。
タンチョウは、他の鳥とはひと味違って、どことなく気品がある。
森に入っていくと、エゾリスが出てきた。
結構大きいのだが、とぼけた表情が愛らしい。
野鳥も色々やって来る。
シジュウカラをうまく撮ることができた。
突然、シマエナガがやって来た!!
やはりじっとしてくれないので、今回もこれが限界。でもラッキーだった。
これが、エゾフクロウの巣穴。エゾフクロウの撮影は夜明け前と日没時のそれぞれ30分のみしかチャンスが無い。
夜行性なので、朝は巣穴へ戻る様子を、夕は巣穴から出てくる様子を狙う。しかも、予定通りに現れてくれるとは限らない。この日も早朝から撮影に臨んだが、朝は結局現れなかった。
ラストチャンスの夕方、巣穴から、ひょっこりと。。
夕暮れどき、足場の悪い雪の上に三脚を立てて構えていると、本当に「ひょっこり」と顔を出した。
そーっと出てきた。
しっぽを背中に貼り付けて、何ともかわいい。
すすっと木を登って、枝の上で一心不乱に木の芽を食べ出した。
丸まって食べてる様子が、かわいい。
食事中は結構同じ場所にとどまってくれるので、撮影は一見、やさしそう思えるのだが、超望遠での撮影であること、日が暮れてどんどん暗くなってくるのと、常にモグモグと口を動かしているので、ピントを合わすのが至難の業。
小さな枝の上で、必死に木の芽を食べている。数メートルぐらいまで近づいても反応しない。
初めてのモモンガに、こちらもテンションMAXで、あちらこちらでのモモンガの行動に、こちらが右往左往の状態だ。一匹が木に登りだした。
じっと構えている様子で、
なんか飛ぶような気配。
飛びました!!イメージした通りの滑空スタイル。ちなみに「モモンガ」と「ムササビ」の違いは大きさ。エゾモモンガは頭と胴体で15センチほど、ムササビは30から50センチもあるそうで、空飛ぶ座布団と評されるそうだ。
これ、本当に1秒ぐらいの出来事。
よほど慣れたひとでないと、狙って撮れる様なもんじゃない。
念のためにと、iPhoneを三脚に固定して、ずっと動画を撮影していて、それに偶然、2回の飛行が写っていたというわけだ。
モモンガが実際に飛ぶ様子をムービで。これでも2倍スロー再生にしている。実際は1秒ぐらいのほんの一瞬。
最後に、帯広の自然公園でエゾリスを撮影。
こちらは、いくらでも出てきてくれる。
石垣島の友人から、日本最南端の島、波照間(はてるま)はすごい!と何度も聞かされてはいたのだが、行きたくてもなかなか行けない島なのだ。石垣島からは周辺の離島へのフェリがー頻繁に往復している。ほとんどの離島は内海にあるため、海況は比較的安定しているのだが、定期航路フェリーの中で、波照間便だけは外海の航路で、海況が荒れてすぐに欠航になってしまう。つまり、行くには行けたが、帰ってこれなくなるリスクが有り、タイトな旅程の人にとっては、なかなか行きづらい島なのだ。今回は石垣島滞在中に、偶然にも波照間への海況が安定しているとのことで、思い切って、日帰りで行ってみた。
有名なニシ浜ビーチ。
とにかく、透明度が高く、幻想的に美しい遠浅のビーチだ。
このビーチで数時間だけ過ごして、石垣本島へ戻っていく人も多いようだ。
入江の漁港でも、この透明度と青さ。
島の人に勧められて、防波堤に登ってみると、そこにはとんでもない絶景が。
これが波照間ブルーなのか。
沖縄本島に初めて行って、青い海に驚き、石垣島や離島に行って、さらに美しい海に驚いたが、この波照間ブルーは、遥かにそれらを超えた美しさだ。
しかも防波堤からテトラポット越しに見られるのだ。
何時間でも眺めていられる気分になる。
世界中、いろんな海を見てきたが、自分の中では、ここが一番だと断言できる。
島の南東には、高那崎(たかなざき)という岬があり、荒々しく波が打ちつけている。
そこには、日本最南端之碑が。
波照間は、星がとんでもなく美しいことでも有名らしい。次回は是非、泊まりで訪れてみたい。
2019年から10月の恒例としている、八甲田の紅葉。
今年もやってきた。八甲田の紅葉は時期を見極めるのが非常にむづかしい。1週間ずれると大きく景色が変わる。
緑、黄、紅と三色入り混じる時期が一番美しいと思う。
地獄沼の紅葉
睡蓮沼の紅葉
沼越しの北八甲田の山並みと紅葉のコントラストが美しい。ぼーっと眺めていたい景色だ。
八甲田ロープウェイからの景観。
高度とともに3色が移り変わっていく。
毛無岱の紅葉。
八甲田ロープウェイは上りも下りも楽しませてくれる。
八甲田の絶景といえば蔦沼(つたぬま)。日の出前から展望デッキに多くの人が待ち構える。
少しずつ夜が明けてきた。
紅葉の紅だけではなくて、そこに差し込む朝日が独特の紅を生み出す。
撮影には無風というのも大きな条件。無風の状態では、その紅葉が湖面にも映し出される。
運良く朝日が差し込んできた。紅が映える。
刻々と色が変わっていく。
風が吹き出すと湖面が揺れて、魅力が半顔してしまう。
展望デッキは、明るくなった頃にはこの混雑状態。混雑を避けるために、数年前から入場は抽選制になっている。
見事な景色。これは一見の価値ありだ。
最後のビュースポット、空港への帰り道に城ヶ倉大橋の紅葉を。
コロナ禍が開け、2024年の鶴居村は外国人でいっぱい。とんでもない状態で、残念なマナートラブルもちらほらと。
早朝の撮影は、大混雑の音羽橋を避けて、独自ルートで。
人気の少ない橋から、タンチョウのねぐらを撮影。
すでにお目覚めで、餌場へ飛び立つ準備中。
やっぱり、日の出前、静寂の中のタンチョウは、独特の美しさ。
モノトーンの世界。
いったん宿に戻って、朝食後に餌場で。
このタンチョウの呼気の湯気はマイナス20度ぐらいでないと見られない。
やはり頭頂部の紅が美しい。
独特の端整な顔つき。
タンチョウはつがいで行動するが、対称形もおもしろい。
この時期は求愛ダンスが見られる。
鳴き声も独特で、華麗なダンスを見せてくれる。
この時期を過ぎると、産卵、子育てのために、湿原の奥に飛び立ってしまう。
ちなみに、タンチョウは渡り鳥ではありません。
いろんな姿を見せてくれる。
飛び立つ光景もこれまた美しい。
白黒のタンチョウ中になんか色の違う1羽が。
迷い込んだ"マナヅル"らしい。
菊池牧場からタンチョウが給餌場からねぐらへ帰る様子を撮影。
連隊を組んで夕暮れを飛ぶ姿はこれまた美しい。
色づいた空にタンチョウの白黒が映える。
飛ぶ姿も上品だ。
夕日とタンチョウ。
絵に描いた様な光景だ。
エゾフクロウの様子はというと。祠が壊れそうだとのことで、補強工事がされていた。
いつものようにいました。でも1羽。
院長はまだ2羽いる姿を見たことがない。
シラルトロの祠にも、いつものように居てました。
のんびりと。
エゾジカも居てました。
八甲田は紅葉目当てに、10月にばかり訪れていたが、地元の方から、5月の奥入瀬がいいよと聞き、今回チャレンジした。
紅葉時期の奥入瀬は何度か訪れていたのだが、新緑時期は初めて。
地元の人が勧めるだけあって、新緑の緑が鮮やかだ。
渓流をスローシャターで楽しむ。
緑のグラデーションと渓流の白が美しい。
雪解け間近の新緑は、躍動感を感じる。
苔むす風景は、屋久島の"もののけの森"を彷彿させる。日本に生息している約1800種類の苔のうちの300種類以上が奥入瀬渓流に生息してるとのこと。"奥入瀬渓流コケさんぽ"に参加して、ルーペを持って、苔について教えてもらった。
マイナスイオンをいっぱい吸ってリフレッシュ。
遊歩道の終点、新緑の銚子大滝。