大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
5度目のマサイマラ、7度目のサファリだが、ハンティングのその瞬間をまだ見たことはなかった。
ドライバーのジョセフに何が見たいかと聞かれ、もう一度ヌーの川渡りとハンティングを見たいと応えた。
サファリの朝は早い、まだ真っ暗な朝5時半、モーニングコール代わりに、テントにコーヒーとクッキーが運ばれてくる。このコーヒーが実にうまい。朝6時、さあ、出発だ。
何気にシャッターチャンスの獲物を探して走っていると。群から離れた一頭のヌーを発見、よく見ると、雌ライオンが狙っており、追いかけ合いの末に睨めっこ状態になった。
ヌーは全力を振り絞って、果敢にもライオンに襲いかかった。ライオンも一瞬たじろいた様子だったが。
もう一頭の雌ライオンが現れた。ライオンの作戦勝ちで勝負あった。
二頭共同で襲い掛かり、ヌーを仕留めた。
喉元に噛み付くライオン。
ヌーが息を引き取るまで、喉を噛み続ける。
ライオンの勝ち誇った様な姿。
ヌーが完全に息を引き取ってから、ライオンは食べ始めた。
ゾウの親子に遭遇。
ゾウは一日中食べ続けているそうだ。ゾウの進むところ、植物は無くなっていく。
荒涼としたサバンナに象はよく似合う。
お次は、マサイキリンの群に遭遇。
キリンはあまり動かず、逃げないので、比較的見やすい動物だ。
直ぐそばまで近づいても知らぬ顔。
愛嬌のある顔だ。
マサイマラは川で区域が分かれる。
雨季には渡れない川を、乾季は4WDでガンガン走破していく。
途中で見かけた、国境の道標。向かって右がタンザニア、左がケニアだ。マサイマラには国境のゲートなど無い。
河岸で一頭のカバに遭遇。これは今までのサファリの中で、最も危険な状況だった。
カバはのんびりおとなしいイメージなのだが、マサイマラで最も危険な動物のひとつだ。
思いっきり睨まれてしまった。今にも襲いかかって来られそうな、殺気を感じた。
河岸には、全長2m近くあるワニが獲物を待ち構えている。
川面にはカバの群れがぷかぷかと。のんびりムードなのだが。。。
ジャレあっているのか。
怒っているのか、凶暴な姿が。
何もない道端で急にストップ。ブッシュを進んで回り込むと、巣穴が現れた。
サーバルキャットだ。チーターの様に顔が小さい。
マサイマラは鳥の種類も多い。
動物と共生している鳥もいる。
イランドに付く虫を食用とする鳥。持ちつ持たれつ。
猛ダッシュで多くのサファリかーが集結。レパード発見。車が集まる数からも、その貴重さがわかる。サファリ初日から大物の連続だ。
皆んなの注目をよそに、すたすたと通り過ぎて行く。
ちらっとこっちを向いてくれた。こういった場面で、動物が来る方向へ車の位置どりをするのもドライバーの腕次第なのだ。
夕暮れ時の帰り道で、ハイエナに出会った。
いつも悪役のハイエナ。見た目がこれだから仕方ない。
夕暮れのサバンナ。この空が大好きだ。