大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
久しぶりの更新、ドクトル・イトウの地球の果てまでも13年目に突入だ。
海外の絶景へはまだ行けそうにないのだが、今回は、以前から行きたいと思っていた奄美大島を訪ねた。
2021年に世界自然遺産に登録されており、注目度が高まっているスポットだ。中でも、動物好きの院長は、奄美大島にのみ生息し、絶滅危惧種に指定されている、"アマミノクロウサギ"を撮るのが最大の目的だ。
まずは奄美大島の美しい海から。奄美群島の南端に位置する加計呂麻島周辺をクルーズ。
"青の洞窟"探検ツアーへ参加した。ここが洞窟の入口。小型のボートに乗り換えて中へ入っていく。
幻想的なブルーの世界が広がる。院長にとって青の洞窟は2回め。イタリアのカプリ島ではなくて、クロアチアのVis島以来だ。
周辺では、海へ落ちていく滝なども見ることができる。
加計呂麻島に何やら人工的な洞穴の入り口がある。
上陸して中へ入っていった。これは日本軍の特攻艇「震洋」の格納庫。爆弾を積んで突撃していくボートだ。結局出撃することは無く敗戦を迎えたのだが、悲しい歴史の遺産も残っている。
島に生育するサキシマスオウノキ という木。板状の根っこ"板根"で有名。
台風などで倒れないように進化した形なんだそうだ。
島の名所、"武名のガジュマル"
なんか、神秘的なほど立派なガジュマルだ。
さてさて、今回の最大の目的、フルオープンのJEEPでアマミノクロウサギを探索する"元祖ナイトツアー"へ。南国と言っても年末の奄美大島の夜は結構寒く、ダウンを着込んで参加した。
車好きの院長が心躍る、三菱重工製、年代物のJEEPだ。
自然公園の入り口。ここからが、アマミノクロウサギが出現するエリアだ。遭遇できるかどうかは運次第。全くだめな日もあるそうだ。
幸運にも早々に発見!
しかし、発見してもじっとはしておらず、すぐに逃げてしまうので、暗い条件の中、写真に収めるのは至難の業だ。
すぐに藪の中に逃げ込んでしまう。
何故かじーっとしている、子供のクロウサギを発見。どうやら用を足していたようだ。ゆっくり観察できてラッキー。運よく7回もクロウサギと遭遇することができた。
これも運がよく、排水管の中に、"日本で最も美しいカエル"といわれる絶滅危惧種の"アマミイシカワガエル"を発見!
奄美大島の美しい夕日。また訪れたい島だ。
釧路でのタンチョウ撮影も3シーズン目。なんかライフワークになってしまいそうにハマっている。
マイナス20度以下になる極寒、モール泉という日本では数少ない温泉と美味しい食事。自分には極楽だ。
初日は日の出前の音羽橋から、タンチョウの寝床を狙う。
この日は気温が少し高めで、けあらしが起こらず、タンチョウ達がはっきりと見える。これはこれでいいのだが、来ている人達は皆、けあらしを待っている。
タンチョウ達が餌場に向かって飛び立ちだした。
今回は、いつもと違う、シラルトロのエゾフクロウから訪問。
いました、いました。祠から身を乗り出して外を見ています。
中でしゃがんだ横顔。
正面向くと、やっぱり微笑んでいるような。ただ、まぶしいだけなのか。。
ぱっちり眼を明けてくれた。
給餌場に戻って、タンチョウの声を聞きながら撮影開始。
つがいの様子をずっと追いかけていると、
本当に仲がいい。
群れで飛んでる姿が、特に美しいのだが、
これを撮影するのが特に難しい。院長にはまだまだ腕不足。
夕暮れの菊池牧場。給餌場から寝床へ帰るタンチョウを狙う。
今回は夕焼け空までにはなってくれなかった。明朝はかなり冷え込むらしい。けあらしに期待。
2日目の朝はマイナス26度まで冷え込んだ。完全防寒して、三脚の場所取りに、夜明け前の真っ暗闇の中、音羽橋へ向かう。
少し夜が明けてきた。"けあらし"が起こっている。この雪裡(せつり)川は、地下水が湧き出た川で凍結しないため、極寒の日には、川面の水蒸気が冷やされて"けあらし"とよばれる霧が立ちこめ、幻想的な景色となる。
この場所を訪れるほとんどのカメラマンは、この"けあらし"を求めてやって来る。
とにかく寒い。気温はマイナス26度だが、橋の上はさらに冷え込む。
"けあらし"のなかのタンチョウは本島に幻想的で美しい。
朝日が差し込んでくると、輝き出す。
今年は美しい"けあらし"を見ることが出來た。
いつもの祠に立ち寄ってみると、
いました、いました、いつものように和やかに。
この祠では、つがいのエゾフクロウを見ることが出來るようなのだが、未だにつがいに出会えた事は無い。