院長のコラム | 2020年5月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第184回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その9:ウユニのサンライズ

早朝に再び防寒着に着替えて、サンライズツアーに出発。睡眠時間も短いので、疲れはそろそろマックスだ。
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ふたたび、水が残っている場所へ。
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ウユニ塩湖は四国の半分ほどの大きさがある。5月は乾期の始まりだが、まだ水が残っている場所がある。
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塩湖の表面の水が鏡となって空を映すため、地平線で対称になり、どこまでが空かがわからなくなる。
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空がだんだん明るくなってきた。しばし日の出を待つ。
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同じホワイトバランスで撮っているのだが、
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空の色が見事に変わってく。
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そろそろ夜明け。
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雲が湖面に映って美しい。
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地平線が輝きだした。
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何とも幻想的な光景だ。
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少し太陽が見えてきた。
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院長は三脚2台を駆使して、必死で撮影していたのだが。。
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肝心の瞬間になって、突然風が出てきた。湖面が風で波立つと、鏡でなくなってしまう。
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ご来光!!
ホテルに戻って朝食を食べ、今度は日中の白い世界へ。

第185回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その10:ウユニの白い世界

朝食を摂り、しばし休憩して、今度は日中のウユニ塩湖ツアーへ出発
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ランドクルーザーの上に、イスやテーブルを積んで、塩湖の中を爆走する。
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延々と白い世界と青空が続く。乾期のウユニ塩湖だ。
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四国の半分もある大きさの塩湖に目標物などほとんど無く、いったい何処を走っているのか何故わかるのだろう?
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塩湖の表面は塩の結晶で、蜂の巣のように、なぜか六角形の模様ができる。
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水が残っている場所にやって来た。
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塩湖は一変して、水鏡になる。
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何やら衣装を着て、パフォーマンスをしている集団がいる。
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どうやら結婚式の写真を撮っているようだ。正装の下は長靴(笑)。
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同行してられる友人達が色とりどりの衣装でパフォーマンス。
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以前は集めた塩で作られた小山が小さなピラミッドのようで美しかったのだが、今はあまりない様子。
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これが元祖塩のホテル「プラヤ・ブランカ」。塩湖内の唯一のホテルで、元々は「塩のホテル」というとこの建物を指したが、下水が無く、環境問題等で、今はホテルとしては営業せずに、休憩所のようになっている。
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「プラヤ・ブランカ」の前に、世界各国の国旗がたなびく風景は有名だ。
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ウユニ塩湖に浮かぶ島「インカワシ」に到着。乾期には「島」というよりも「小山」の様なのだが。。
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どのツアーも必ず立ち寄る場所で、
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トイレが有りドライブインのようになっている。もちろん店など無いのだが。
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驚いたのが、定期運行しているバスがあるということ。地元の人たちが使うバス路線なのだそうだ。
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この島、サボテンで有名なのだが、なんと珊瑚でできている。
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つまり標高3700mのこの地が、海の底にあった証拠でもある。地殻変動で海がせり上がって、残った海水が塩湖になったのだから、当然と言えば、当然なのだが。。自然の凄さを再認識した。
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たいした高さでは無いのだが、この小山を上るのは結構大変。さすがに空気が薄い。
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パルスオキシメーターを持参して、時々測定していたが、酸素飽和度82%なんて、通常ではすぐに酸素吸入!の世界だ。

第186回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その11:ウユニのサンセット

ウユニ観光も終盤戦、午後8時のフライトでラパスに戻る。それまでの時間、ギリギリまでウユニのサンセットを楽しむ。
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何処の景色でも、日の出と日没時は美しい。
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夕暮れが近づいてきたので、水のある場所に戻ってきた。
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ガイドさんがボリビア産のワインとスナックを用意してくれて、一杯やりながら夕暮れ時を楽しむ。
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ウユニでは、星空-朝日-昼-日没と丸一日を観光した。
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ウユニの〆に、サンセット。
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何とも美しい。
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日が沈むにつれ、空と雲の色が変わっていく。
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静かな時間が流れていく。
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水鏡も澄んで綺麗だ。あちこちでサンセットを楽しんでいる。
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結婚カップルの一行も撮影をしていた。
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逆光で光と影の光景も美しい。
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皆、何かパフォーマンス写真を撮っているようだ。
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塩湖と空と雲の素朴な景色、
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刻々と変わる、色の変化を楽しむ。
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自分はこういう風景が好きだ。
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名残惜しいが、そろそろおしまい。
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塩湖を後にして、急ぎ空港へ向かう。
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アマゾナス航空のラパスへのフライトは、無事に定刻に出発してくれた。

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