院長のコラム | 2020年4月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第182回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その7:天空の首都ラパスへ

さてさて、マチュピチュ観光を終えて、次の舞台、ボリビアへ移動する。
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今はクスコからリマに戻ることなく、直接ボリビアの首都、ラパスへ飛ぶことができるようになった。今回利用したのはアマゾナス航空でボリビアの航空会社。クスコーラパス間、ラパスーウユニ間のフライトは、ボリビアの航空会社を使用せざるを得なく、航空会社の信頼性が低いので、突然のフライトキャンセルや遅延などにハラハラドキドキ。
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予定通りクスコを立ち、無事にラパスに到着。ボリビアの首都ラパスは標高3600mで、世界一標高の高い首都として有名だ。ラパスはすり鉢状の地形をしていて、街はすり鉢の底、空港はすり鉢の縁にあって、さらに標高が高い。空港の名前は「EL ALTO」、日本語で「高い」という意味でそのままだ。
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空港からラパス市街へ向かう道路、空港が市街より高くにあることがわかる。
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展望ポイントからラパス市街を見下ろす。街のすぐ外は荒涼とした原野が広がっている。森林限界を超えているので、木々が生えないのだ。
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標高3600mに高層ビルが林立する都市がある。まるで月面に都市が現れたようだ。
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街の中に入ると、そこは他の南米の街並みと同じで、標高3600mであることを忘れてしまう。アンデスの民族衣装を着た人たちもよく見かける。
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日本では見ることもなくなった、ボンネットのあるバス。レトロ感満開だが、こちらでは現役で走っている。
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街角の様子。ボリビアは「ウユニ塩湖」などの観光で有名にはなったが、南米では最貧国なのだ。
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ナースのような格好をした学生さん。
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物売りのおばちゃん。
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土産物屋が並ぶ通り。
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店内にはぎっしりと土産物が陳列されている。
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雰囲気のあるおばあちゃん。
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見所のあまりないラパスで、郊外にある定番の観光地、「月の谷」。
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木々のない、ガタガタの光景が、月面の様子に似ているという。その奥に見えるのがゴルフ場で、恐らく世界一標高の高いゴルフ場だろう。よく飛ぶのだろうか?
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スマホアプリの高度計を見ると、4000mを超えていた。そんな高度の地に、登山することもなく、普段着で観光している事に改めて感動した。バタバタと半日のラパス観光を終えて、そのまま空港へ向かう。いよいよウユニへ発つ。

第183回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その8:ウユニの星空

ラパスを午後7時に発って、1時間ほどでウユニへ到着。現地はもう真っ暗だった。
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今回のホテルはクリスタル・サマーニャ、現在ウユニに3件ある、いわゆる塩のホテルの一つだ。
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基本的に塩のブロックでできていて、イスやテーブル、ベッドなども塩でできている。
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壁も塩のレンガでできていて、床にも塩が敷き詰めてある。
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ソファーやテーブルも塩でできている。
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部屋の様子はこんな感じで、必要な物は最低限そろっていて、意外と快適に過ごせる。遅めの夕食を済ませて、早速、星空ツアーに出かけた。5月は乾期の始まりで、もう水溜まりが少ないのだが、ドライバーに頼んで、水の残っている場所に行ってもらった。
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車の外に出てみると、もう絶句!。
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天の川がはっきりと見える。
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塩湖にまだ水が残っている場所なので、塩湖の表面にも星が映り、360度全面に星が広がる。
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これだけたくさんの星を見たのは生まれて初めてだ。
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星空を見ると言うよりも、星空の中に立つという感じだ。
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この時期のウユニの夜は結構冷える。氷点下を想定したような防寒着で望んだが、それでちょうど良かった。
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本当に自然のプラネタリウムだ。
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星空を見るにも色々条件が必要であると言うことがわかった。もちろん晴れて雲が少ないことが一番なのだが、月の影響も大きく、満月だと明るくて星が見えづらい。我々が行った日は偶然にも新月に近い日で、星がよく見えた。
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もちろん見えているのは太陽のような恒星だけで、その周りには地球や火星のような惑星があるわけで、そうかんがえると、とてつもない数の星が存在するわけで、まさに天文学的数字とはこのことなんだと。。
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たった数十分だがインターバル撮影をしてみた。
弾丸ツアーはまだまだ続く。ホテルへ戻ってしばし休息を取り、早朝からのサンライズツアーに備える。

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