大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
明けましておめでとうございます。
「ドクトル・イトウの地球の果てまで 」も8年目に突入。
なかなか更新ができず、1年ぶりの更新となります。
今回紹介するのは、「アジア最後のフロンティア」などと称される、ミャンマーだ。「ビルマ」という国名の方が馴染みがあるかもしれないが、軍事政権が長く続いていたため、アジアでは最も欧米化が遅れた国で、鎖国のような状態であったのだが、近年、民主化され、その発展ぶりが目ざましい。
「ビルマの竪琴」などで知られるように、日本とは古くから関係があり、親日的な国でもある。
今回は、関空からキャセイパシフィックの夜行便で、香港経由でミャンマーの首都ヤンゴンに深夜に到着。空港近くのホテルで仮眠をとり、朝に国内線でバガンへと向かった。国内線のエア・カンボーザは新興の航空会社らしく、機材も新しく快適だった。
バガンのニャウンウー空港へ到着。
まずは旅の基本、街の市場(ニャウンウー マーケット)を散策。
色とりどりの野菜や果物が整然と積まれている。以前にミャンマーのリポート番組で、千原せいじが、ミャンマーのマーケットが「臭くない」、果物や野菜が几帳面に綺麗に積まれていると、驚いていたのを思い出す。確かに、一般的に途上国のマーケットは、いろんなにおいが混在していて臭いのが一般的なのだが、このマーケットはあまり臭くない。
パイナップルもこんな風に手の込んだ切り方をして売っている。
葉っぱも綺麗に束ねてある。
魚醤の味噌も何か綺麗に盛ってある。
この木はミャンマー独特の天然化粧品「タナカ」だ。この木を磨りつぶし、ペースト状にして顔に塗る。日焼け止めの効果もあるようだが、男女を問わず,皆使用している。これは本当に不思議だ。
化粧品用に加工されたものもあり、お土産としても売られている。
こんな具合で、お母さんはほっぺに、赤ちゃんは顔中に塗られている。これが普通の光景だ。
油の量り売り。
売り子の娘さんもほっぺに「タナカ」。
お米屋さん。米屋はなぜか男性だ。
湖や川の淡水魚の魚屋さん。
魚はぶつ切りに。
皮に付いた身をそぎ落として。
楽器屋さん。なにやら見慣れない楽器が。。
これが、「ビルマの竪琴」だ。
縫い子の娘さんたち。今は懐かしい足踏み式ミシンだ。
彼女たちも、やっぱりほっぺに「タナカ」。
宝くじ売り場。ミャンマーの人たちは,くじや抽選が大好きだそうだ。
次回からは、バガンの仏教遺跡群を紹介する。
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今回、ミャンマーを訪れた目的は、バガンの仏教遺跡を見てみたかったからだ。バガンの遺跡は、アンコールワット(カンボジア)、ボロブドール(インドネシア)と共に世界三大仏教遺跡と呼ばれている。全二者は世界遺産に登録されているが、バガンは登録されていない。もちろん世界遺産レベルの遺跡なのだが、その理由は後々書いていきたい。
高台からバガンを見渡すと、あちこちに大小の仏塔が見られる。
まずは黄金に輝く、シュエズィーゴン・パヤー から。11世紀に建立されたバガンの代表的な建築物の一つ。現在修復中で下部が覆われているのが残念だが、青空に映える、美しい寺院だ。
次は、ティーローミンロー寺院、パガン王朝後期の13世紀に建立された荘厳な寺院だ。
2016年8月の地震で被害を受けており、現在修復作業中であった。
ミャンマーの仏像は金箔を貼られたものが多く、そのお顔も日本の仏像とは少し異なる。
ミャンマーの仏様は、頭が大きく、お顔が優しい感じがする。
右下がいわゆる賽銭箱なのだが、透明で中が見えるのが面白い。
外壁には細かいレリーフが彫られている。
次はアーナンダ寺院。ここもバガンを代表する寺院の一つで、美しい寺院だ。
中には東西南北に、黄金に輝く立位の仏像が安置されている。
西向きの仏像。
高さは9.5mもあり、近づいていくと、なかなか迫力がある。離れてみると優しいお顔で、近づいてみるとやや厳しいお顔に見えるらしい。遠くから見る民衆には優しさを、真下から見る国王には厳しさを表しているらしい。
南向きの仏像。四方の仏像はそれぞれ、お顔や手のポーズが異なる。
建物の隅に、両方向を跨いで座る獅子像。
次はスラマニ寺院。
2016年の地震で、尖塔部分が崩壊してしまっている。
外壁の所々に、おもしろいレリーフが彫られている。
黄金で、衣を羽織られた仏像。
シンプルな仏像。
髪型に特徴のある仏像。寄付があると黄金になるのだそうだ。
顔だけ黄金になった仏像。寄付待ちといったところなのか。
寺院側から参道を。
レイミャナー寺院の壁画。たくさんのブッダが描かれていて、これはすばらしい。
馬車でオールドバガン散策する。
車では入っていけない小道から、遺跡や地元の人たちの生活を垣間見ることができる。
地元の村を散策。
屋根が特徴的な民家。
村の人たち。
今回のバガンの宿は、Bagan Lodge。
オールドバガンの遺跡からも近く、高級感のあるリゾート。
部屋はコテージタイプ。
部屋も広くて快適。
バスタブもある。
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