院長のコラム | 2017年1月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第157回 マサイマラ(ケニア):「ヌーの川渡り」を見てみたい その9

明けましておめでとうございます。
「ドクトル・イトウの地球の果てまで 」も7年めに突入します。
これからも国内外を問わず、絶景に出会った時に更新していきたいと思います。

新年の一発目は、ヌーの川渡りのエピローグから始めたい。
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現場に着くと、そこは大混雑で前が見えない。でもさすがマンデラ、奇跡的にマジックのように我々を最前列に連れて行ってくれた。
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隙間から川辺を見ると、何かが動き出している。すると大歓声が沸き起こった。
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何と!川渡りが始まった!!
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土煙が上がり、轟音とともにヌーの集団が川を渡り出した。
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向かいの河岸を、足を滑らせながら登っていく。
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ヌーの角がものすごい数で川に突撃して行っている。
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興奮して、うまくシャッターが切れない。
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次から次へとヌーが押し寄せてくる。
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河岸をよじ登る姿が壮絶だ。
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川渡りにも色んな規模があるようだが、これは凄いレベルらしい。
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普段はのんびりしているヌーが、跳ね馬のように暴れ狂っている。
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その数がものすごい。まるで、ヌーの佃煮状態。
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川渡りも終盤になると、シマウマの姿が目立ってきた。
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ヌーの後を追うように、シマウマたちも川渡りを始めた。ある意味、コバンザメのような行動なのか。
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シマウマ達も蹄を滑らせながら、対岸をよじ登って行った。
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こんな距離感で、川渡りを見ていた。
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ほとんどが渡りきった。
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渡り終えたヌー達は、また綺麗な隊列を造っていた。本当に不思議な世界だ。

今回、3日間のマサイマラ滞在で、ビッグファイブ(ライオン、ゾウ、バッファロー、サイ、レパード)+チーターに加え、夢だったヌーの川渡りを見ることができた。これは本当に奇跡に近いことだと思う。

なかなかの強行軍だと覚悟していたが、実質6日間の休暇で、十分にサファリを楽しむことが出来たし、休暇を満喫できた。
アフリカのサバンナは本当にすばらしい。世界60数カ国を旅してきて、もう一度行きたいところはと問われたら、迷わず、マサイマラと答えるだろう。大きな自然の中に身を置くこの時間は、不思議なくらいに身も心も癒やされる。是非、また行ってみたい。

今回、奇跡的に見ることができた、ヌーの川渡り。この迫力は写真ではなかなか伝えにくいので、ムービーをアップしました。
この迫力を、ムービーでどうぞ。

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