大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
次は、「天空の城ラピュタ」のモデルともいわれる、密林の中の遺跡、ベンメリアへ向かう。
入口から赤土の参道を進んでいく。
廃墟で有名なこの遺跡なのだが、ナーガ(蛇神)は保存状態がよい。
いきなり瓦礫の山が見えてきた。ポルポト派が仕掛けた地雷が除去され、この遺跡が観光客に公開されるようになってまだ十数年。遺跡そのものはほとんど修復されず、発見されたままの姿で保存されている。
ほとんど原形をとどめていない。まさに廃墟だ。
瓦礫と化した岩のブロックの中で、ここでもナーガ(蛇神)だけは保存状態がいい。
一部に残った遺跡から、元がどういう感じであったのかが何となく伝わってくる。
鬱蒼と茂ったジャングルの中は比較的涼しい。遺跡の内部には歩道が巡らされていて、
立体的に遺跡を見ることができる。
壁面に樹木が根を張り巡らしている。浸食されているというのか、一体化しているというのか。
建物の上から樹木が生えている様に見える。
樹木に呑み込まれているようだ。
崩れ落ちた壁面のレリーフは朽ちていっている。
建物を跨いで樹木が伸びている。
瓦礫の頂から樹木が生えている。
瓦礫となってしまったレリーフ。
Uの字にくねりながら伸びている。
回廊の入り口も、崩れ落ちた瓦礫でふさがれてしまっている。
比較的原型を留めている建物も、
樹木に覆い尽くされている。自然に食べられているという感じだ。
散乱している瓦礫の中に、レリーフの足だけが残っていた。
上部だけを残して崩壊した神殿。ベンメリアの象徴のような景色だ。
朽ち果てたテバター。
文明が衰退して廃墟と化し、自然に浸食され、同化し、最後は土に帰っていく。「天空の城ラピュタ」のテーマそのもののような感じがした。なぜか落ち着く空間だった。
ハンモックで一休み。
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