院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第140回 アジアの至宝「アンコール・ワット」4(カンボジア): タ・プローム

次はアンコール・ワット遺跡群の中でも人気の高いスポットである、「タ・プローム」へ移動。
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入口の四面観世音菩薩。この寺院が元は仏教寺院であったことがわかる。その後にヒンドゥー教寺院に改修されたそうだ。
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寺院というよりは、廃墟といった感じで、後で紹介する「ペンメリア遺跡 」と共に、「天空の城ラピュタ」を彷彿させる。文明が自然に飲み込まれたかのような光景だ。
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今までに見たことのない不思議な世界だ。
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ガジュマルの木が建物を飲み込むように浸食している様子は圧感だ。
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一見、樹木が建物を破壊していっているように見えるのだが、樹木が崩壊しかけた建物を支えているという見方もある様だ。
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寺院の中の崩壊もかなりひどく、回廊もこんな様子だ。
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周囲も崩れ落ちている。
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瓦礫と化した崩れた壁面には、繊細なレリーフが彫られている。
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蛸の足のように,縦横無尽に伸びたガジュマルは、確かに柱や梁のように建物を支えているようにも見える。
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崩壊はかなり進んでいる。
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ガジュマルの根の隙間から顔が覗いている。
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デバター(女神)が微笑んでいた。
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木の根の隙間が、ちょうど入口になっている。
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まるで生き物の血管のようだ。
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銀色に輝く木。
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自然と人工物が共生しているかのようにも見える。
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立派に根を張った木。
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回廊の外側の状況はかなり深刻で、
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まさに廃墟と化している。
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不思議なレリーフを見つけた。「恐竜」のレリーフだ。自分には今様な恐竜のイラストのようにしか見えず、何でこの時代にこのようなレリーフが??? この遺跡で一番の不思議だった。

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