院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第123回 イタリアでスキー:ドロミテとベネチア

クリスマスも近いので、舞台を再度ヨーロッパに戻して、スキーの話題を少し。欧米には有名なスキー場はたくさんあるが、スキーだけでなく。食事も楽しめ所は意外と少ない。そんな中で、院長イチオシのスキー場が、イタリアのドロミテだ。スキーと美味しい食事だけでなく、観光までも楽しめる。ミラノやベネチアから列車で現地に向かうので、帰路にこういったイタリアの主要都市を観光することが出来る、一石二鳥なスキー場なのだ。
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ドロミテはイタリアの北東にあり、東アルプス山脈の一部で、非常に広大な地域だ。コルチナなどが有名だが、今回紹介するのは「ヴァル・ガルデーナ (Val Gardena)」のオルティゼイという小さな街だ。何か日本の温泉街といった雰囲気だ。
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しかし、ゴンドラで山頂に登ると、そこにはとてつもなく広大なスキーゲレンデが広がっている。
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荒々しい茶色い岩肌と白い雪のコントラストが美しい。
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標高が森林限界を超えているので、樹木が無く、ゲレンデがどこまでも続く。ここが日本のスキー場と大きく違うところだ。
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雪質はサラサラのパウダースノー。何かスキーが上手くなったように錯覚するほど滑りやすい。
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レストハウスが見えてきた。イタリアスキーの魅力は何といってもスキーと食を楽しめるところ。「ゲレンデめし」と言っても、無茶苦茶美味い。いわゆるビュッフェスタイルではなくて、焼きたてのピザや茹でたてのパスタが楽しめる。まずはグラッパを一気のみで暖まり、料理を楽しんで、エスプレッソでしめる。エスプレッソには砂糖を入れるのがイタリア風。
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のんびりクルージングと言っても、延々と終わり無く滑れる。
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ヴァル・ガルデーナだけでもとんでもなく広くて、数日では楽しみきれないレベルなのだが、ここドロミテには「ドロミテ・スーパースキー」というとんでもないスキーパスがあり、とってつもなく広大なドロミテエリアをスキーで巡ることが出来る。
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ちなみに、ドロミテの一部は世界自然遺産に登録されている。このゴツゴツとした茶色く荒々しい岩肌が、何とも言えない雰囲気を作り出している。
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レストハウスのテラスで、ホットワインを楽しむのは至福の時間だ。
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日没が早いので、スキーは3時ぐらいで終わりにして、ホテルに帰る。多くのホテルには温水プールが付いていて、のんびり温泉気分を楽しめる。街には公共のプールもある。ホテルの夕食はイタリアワインと共に毎日コース料理を楽しめる。恐らくこういったスキーはヨーロッパでもイタリアでしか味わえない様な気がする。
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オルティゼイの村もクリスマス。
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この時期は、ヨーロッパのどの街もクリスマス市が開かれる。いわゆる日本の縁日の様なものだ。
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村の教会もライトアップされて、クリスマスムードを盛り上げる。
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ホットワインを飲みながら、露店をのぞいてみると。
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木彫りのお土産やクリスマス飾りで、見ているだけでも楽しくなる。
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今回は帰路にベネチアに立ち寄った。同じ感覚でミラノに立ち寄ることも出来る。
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ベネチアと言えば、やっぱりゴンドラ。
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カンツォーネを聞きながら、運河を巡る。
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マルコ・ポーロの生家があったりする。
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冬のベネチアは何か落ち着いていていい感じ。ゴンドラ越しにサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。
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運河の街ベネチアの救急ボート。
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ベネチアのクリスマス。
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サンタはゴンドラでやって来る。メリー・クリスマス!

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