院長のコラム | 2014年8月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第112回 メキシコの世界遺産を巡る4:テオティワカン遺跡

メキシコシティーの北東50kmに世界遺産「テオティワカン遺跡」がある。
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テオティワカンは紀元前2世紀から6世紀頃まで存在したといわれる、テオティワカン文明の巨大な宗教都市遺跡だ。ピラミッドが見えてきた。
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メキシコといえばサボテン。
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地元の小学生達が遠足に来ていた。
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これが「太陽のピラミッド」。
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「太陽のピラミッド」を裏側から。
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このピラミッドは、非常にいい状態で保存されている。
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「月のピラミッド」側から、「太陽のピラミッド」を望む。右側の通りは「死者の大通り」。
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もう少し寄ってみると。
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このピラミッドは頂上まで登ることが出来る。高さは65 mだが、元々2300mの空気の薄い中、この登りは結構きつい。
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頂上が遙か彼方に感じる。
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頂上から「月のピラミッド」を望む。
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少しずつ寄ってみて、
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これが「月のピラミッド」。頂上付近がかなり崩れている。
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真下からの「月のピラミッド」。
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「月のピラミッド」は途中まで登ることが出来るが、これもかなりの急勾配。
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途中から頂上を望む。
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「月のピラミッド」の上から、「太陽のピラミッド」と「死者の大通り」。
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下りもかなりの急勾配で、鎖を持ちながら下りていく。
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ケツァルパパロトルの宮殿の、ジャガーの壁画。
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ケツァルパパロトルのレリーフ。
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ケツァルコアトル神殿
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ケツァルコアトル(鳥と蛇の合体)のレリーフ。

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第113回 メキシコの世界遺産を巡る5:メキシコで一番美しい街、グアナフアト

今回はメキシコシティーの北西370km、メキシコで一番美しい街と言われている、グアナフアトを紹介する。
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グアナフアトまではバスで約5時間。座席はゆったりして、リクライニングできる、中々快適なバスだった。
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途中、メキシコシティーの郊外を抜けていく。これは車のパーツ屋さん。ビートルのボディー部品などが山積みされている。何ともメキシコらしい光景。
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グアナファトに到着。街を見下ろすように、ピピラの丘と呼ばれる、小高い丘が街の正面にある。
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丘の頂上へは、年季の入ったケーブルカーで登っていく。
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丘の上からは街が一望できる。この街は銀山で栄え、一時は世界の銀の3分の1を産出していたと言われる。スペイン植民地時代のコロニアル建築が美しく、世界遺産に登録されている。
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カラフルに彩られた家がこの街の特徴。
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正面の緑のスペースは公園だ。木々が屋根のように茂っていて、その下で人々は思い思いの時間を過ごしている。
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街中の様子。
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テアトロ(フアレス劇場)だ。
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少し横道にそれると、こういったいい感じの空間がある。
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ヨーロッパ調の美しい街並みだ。中南米特有のごみごみした感じがなく、スッキリしている。
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これはグアナフアト大学、1732年にイエズス 会によって設立された、歴史的にも有名な大学。この階段やフアレス劇場を利用して、国際セルバンテス祭が毎年行われている。
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エストゥディアンティーナという、中世スペインの学生服を来て、セレナータを歌いながら夜の街を歩く楽団。ちなみに「エストゥディアンテ」とは「学生」の意味。
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カラフルな住宅街を歩いてみた。
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山肌に沿って街が広がっているので、坂の小道が多い。
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これは動物病院。看板がいけてる。
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この街のもう一つの特徴は「地下道」。街のいたるところに、こういった「地下道」への入口がある。
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「地下道」といっても単純な地下通路ではない。
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地下に石畳で出来た、自動車用の交通網が整備されている。
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基本的には自動車用だが、ところどころ歩道もある。
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この街でもう一つ有名なのが、このミイラ博物館(Museo de las Momias)。
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この地の特殊な土壌と乾燥した気候で、普通に埋葬したらミイラ化するのだそうで、100体近くが展示されている。
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服を着たままのミイラもあって、凄くリアル。一見の価値有り。
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商魂たくましく、お土産にミイラの形をした「ミイラ飴」が売っていた。
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街の胃袋、イダルゴ市場。中々立派な建物だ。
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教会風の建物の中には色んな店が出ていて、人でごった返していた。
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色とりどりの果物。
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カモテといわれる、サツマイモの原種の料理。
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トウモロコシの屋台
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双子の目玉焼きが2つ。これは珍しい、

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第114回 メキシコの世界遺産を巡る6:マヤの古代都市 チチェン・イッツァ

では、いったんメキシコシティーへ戻って、ユカタン半島のリゾート地カンクンへ空路移動。そこからマヤの遺跡をレンタカーで巡る旅をスタート。ユカタン半島は世界遺産の宝庫だ。
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まずは、カンクンから一番近い、チチェン・イッツァ 遺跡(世界遺産)へ。カンクンから車で2時間半程度だ。
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「カスティーヨ」(スペイン語で城の意味)と呼ばれるピラミッド。高さは24メートルあり、最上段に神殿がある。
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保存状態のいい、立派なピラミッドだ。でも、本来はジャングルの中にあったはずで、観光用にあまりにも整然と整備されているのが残念と言えば残念だ。この辺の雰囲気は、今後紹介していくウシュマル、ティカルのピラミッドを見ると、本来の姿が見えてくると思う。
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ピラミッド北面の最下段に、ククルカンという羽毛のある大蛇の姿をした神の頭がある。頭だけがあることに意味がある。
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ピラミッドの4面には9段の階層があり、各面に91段の階段があって、最上段の1神殿の一段を足すと、4 X 91+ 1 = 365段となり、暦をあらわしていることになる。
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春分の日と秋分の日の日没時、西日がピラミッドの階段側面に影をつくり、その陰がククルカンの頭とつながって、大蛇が姿を現す。9段の階層が作る影が、あたかも身をくねらせる胴体の様に見える。この現象は「ククルカンの降臨」と言われ、これを見るためにこの時期には大勢の観光客が押し寄せるそうだ。その様子はYoutubeでたくさん紹介されているので、一度見ていただきたい。
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こういった自然現象も計算に入れて建造されているわけで、この文明が非常に高度な天文学を持っていたことがわかる。
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ピラミッドの下で、パン!パン!と手をたたくと、ピラミッドにこだました音が、ピューン!ピューン!と電子銃のような音で返ってくる。これも面白い現象だ。これも計算されたモノなのだろうか。
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遺跡の中を散策する。これは高僧の墓。やはり階段の最下段にククルカンの頭がある。
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戦士の神殿と 千本柱の部屋
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これは何のために造られたのか。。
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金星の台座。
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カラコル(かたつむり)と呼ばれる天文台。
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これは尼僧院。
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こんなところにも、チャクモールが(生け贄を乗せる台座)。
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イグアナに遭遇。
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何か、遺跡とイグアナが妙にマッチしている。
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こんな蛇にも遭遇。
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セノーテといわれる「聖なる泉」。ユカタン半島に多数見られる、石灰地層が作る自然の井戸の様なもの。
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このセノーテはマヤの遺跡では最大のものであるらしい。
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遺跡内にある、土産物の露店。
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何処も同じようなものを売っているのだが、見ていて結構楽しい。
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仮面は特に面白かった。
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何処にでもある、パチモン。

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