院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第73回 ペルーのスイス・ワラス2(ペルー):百年に一度咲く花「プヤ・ライモンディ」

これから、世界自然遺産のワスカラン国立公園にある、パストルリ氷河へ向かう一日ツアーのはじまり。
ワラスのツアーバスターミナルからオンボロミニバスで出発する。
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サングラスを売る少女。確かに日差しが強い。
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行き帰りに必ず立ち寄るドライブイン。ここのチキンスープ(caldo de gallina:カルド・デ・ガジーナ)は絶品、高地で食欲のない胃に染み渡る美味しさだった。 
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峠の山の上にマリア像。このあたりは標高4000Mを超えている。
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ガードレールも何もない山道をオンボロバスでぶっ飛ばす。一歩間違えば谷の底。実際にそういう事故がたびたび起こっているのも事実なのが、ペルーだ。
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森林限界を超えているので、木というモノがない世界。
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雪を冠した山が見えてきた。このワスカラン国立公園は6000mクラスの山々が連なる、世界で最も高い国立公園だそうだ。広さは四国の半分とスケールがでかい。
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何もない秘境の公衆トイレ。
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リャマも営業中。
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何やら細長い、サボテンのような植物が見えてきた。
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これはプヤ・ライモンディというこのあたりに自生する非常に珍しい植物。
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サボテンのようだが、何とパイナップルの仲間。10m以上に育つ。
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100年以上生き続けて、100年に一度花を咲かせるという、何とも神秘的な植物。高地の強い光を浴びて、金色に輝く様に見える。自分は、これから向かう氷河より、この植物の光り輝く様子が非常に印象に残った。日本の大学もこの植物を研究されているという。
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池のように見えたが、湧き水だ。
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目的地が見えてきた。
次回は標高5000mにあるパストルリ氷河へ。

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