院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第59回 アタカマからウユニ塩湖へ4(チリ・ボリビア):白い世界・乾期のウユニ塩湖

自分が見てきた色んな景色の中で、「白い世界」という表現が似合うのは、トルコのパムッカレとこのウユニ塩湖だ。
ウユニ塩湖には2つの顔がある。一つは乾期の白く干上がった広大な白い世界、もう一つは真っ白な地面の上に水が張り、鏡となって空を写す雨期の姿だ。自分は雨期の姿が何としても見たかったのだが、雨期は道がぬかるんで、今回のルートからのアプローチは困難になると言う。何としても雨期の姿が見たかった自分は、雨季と乾季の両方の姿が見られる、乾期の始まりに行くことにした。これが大正解だった。
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まずは乾期のウユニ塩湖から。塩の結晶が地表にも模様を作る。
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この広大な白い世界が、四国の半分の面積で広がっている。全く想像できない。
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ただ、ただ、白い大地が広がる。
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白い大地は、白いサーキットにもなる。この大地の上をランクルが猛烈なスピードで爆走する。
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地表にはサッカーボールのような模様が出来ている。
uyuni1156.jpgのサムネール画像
近づいてみてみると。
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塩の結晶が自然に作り出した模様、何とも不思議な世界だ。
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皆、車を止めて、暫し不思議な空間を楽しむ。
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塩湖の上はほとんど何もない世界なので、大きさや遠近感がわからなくなってしまう。
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こんな写真をみんな楽しんで撮っていた。
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そんなウユニ塩湖で数少ない目標物が、このインカワシ島。
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この島を目標に、皆、ウユニ塩湖を走り抜けてくる。
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ちょっとした、ドライブのサービスエリアのような感じだ。
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この島には面白いサボテンが生えている。ムーミン谷のニョロニョロのようなサボテンだ。
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ウユニツアー定番の4WDランクル。通常は7人乗りで、車の上に荷物とプロパンのボンベを積んでいて、ドライバーや同乗のコックが、料理をしながらツアーを進めていく。
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これが塩湖の上に立つ、塩で出来た「塩のホテル」。
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これはあくまで見物用のホテルと考えた方がよい。恐らく下水もお湯もないだろう。自分たちの泊まる塩のホテル(Luna Salada)が出来るまでは、塩のホテルとして有名であった。
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イスやテーブルも塩で出来ている。
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ホテルの前に各国の国旗がたなびいていた。もちろん日の丸もあった。
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塩の採掘場だ。塩の山がピラミッドのように、整然とならんでいる。
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これがまたいい景色になる。
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自分も採掘してみようかと。。。
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日の当たり具合によって、景色が変わる。
次回は、雨期の塩湖を紹介する。

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