大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
戦禍の街サラエボを後にし、次の目的地、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産、「モスタル旧市街の古い橋の地区」へ向かう。
モスタルの街はイスラムの香りのする、静かな田舎町といった印象だが、紛争の最前線であったことから、街中のいたるところにその傷跡が残っている。
建物の壁には無数の銃弾の跡が残っている。
廃墟となってしまったまま残されている建物がもの悲しい。
半分だけが修復された集合住宅。まだまだ復興の途中であることを物語っている。
この道はアドリア海に面したクロアチアの観光地、ドゥブロヴニクやスプリトに繋がっている。ここを左に入ると「スタリ・モスト(古い橋」がある。
ここが「スタリ・モスト(古い橋」への入り口
観光客用に周辺の店も綺麗に整備されている。
みやげ物をのぞくと、きれいな細工物。よく見ると銃弾の薬きょうに細工をした物だ。
峡谷を流れるネレトヴァ川にイスラム寺院の尖塔が美しい。紛争時、この川を挟んでイスラム教徒とキリスト教徒が対峙していた。
スタリ・モストはオスマントルコ支配下の重要な建築物の一つであったが、1993年クロアチア側(カトリック勢力)によって破壊されてしまった。紛争終結後2004年に再建され、平和復興の象徴となっている。
この橋の真ん中から川に飛び込むのが、街の若者の伝統になっている。浅そうに見るのだが。。。
スタリ・モストはアーチ状の橋で、1088個の地元で切り出された石で出来ている。技術的にかなり高度なものであったらしい。
次の目的地ドゥブロブニクへ向けて、クロアチア側への国境を越える。
アドリア海へ出た。何ともきれいな海沿いのハイウエーを走る。
クロアチアの一大観光地であるドゥブロブニクはいわゆる"飛び地"で国土が途中で途切れている。クロアチア側から、いったんボスニア・ヘルツェゴビナへ入国して再びクロアチアへ入らなくてはいけない。これが2回目の国境。
次回は魔女の宅配便に出てくるような街、ドゥブロブニクから。
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