大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
このブログも2年目に突入した。まだまだ書きたいことがある、見せたい物がある。どうかこれからもおつきあい下さい。
12月に入りクリスマスシーズンとなった。日本のクリスマスと外国のクリスマスで大きく異なることがある。それは正月とクリスマスの位置づけだ。外国、特にキリスト教国ではクリスマスは家族と過ごす神聖な時間、むしろ地味だ。一方、正月はお祭り。ドンチャン騒ぎでカウントダウン。1月1日は大抵が二日酔いで迎える。2日から仕事という国も多い。全く日本と逆である。
では、ヨーロッパらしいクリスマスを紹介する。それはクリスマス市、それぞれの街でこういった市が開かれる。日本の夜店、正月準備のアメ横といった具合だろうか。クリスマスの飾り付けや食べ物など色んな露店が軒を連ねる。
最初はウイーンのクリスマス市から紹介する。
ウイーンの象徴、シュテファン寺院も何かより荘厳な雰囲気になる。
街の雰囲気も何故かクリスマスらしくなる。
街のあちこちが電飾で彩られる。でも何故か上品だ。
ここが有名なウイーンのクリスマス市、この時期に是非訪れて欲しい。
外から見ると、何かメルヘンチックでおとぎの国の様子。
では中に入ってみると。
中は地元の買い物客や観光客でいっぱい。ごった返していた。
夜店のような雰囲気だ。
クリスマスツリーの飾りもいっぱい売っている。
日本の露店で門松やしめ縄を売っているような感じだ。
大きなクリスマスツリーが雰囲気を盛り上げる。
クリスマス市の定番はホットワイン。赤ワインを温めて、中に丁子やシナモンが入っていて、身体が温まる。独特の香りがあるのだが、それがまた癖になる。紙コップではなく、ちゃんとマグカップに入れてくれるところが、ドイツやオーストリア。最初にカップのデポジットを支払い、カップを返すと返金してくれる。
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今回はポーランドの古都クラコフのクリスマス市を紹介する。クラコフはポーランドが王国であった頃の首都で、日本の京都のような存在だ。ワルシャワが世界大戦で廃墟になったのとは対照的に、中世の建造物や街並みがそのまま残っている。特にヤギェウォ大学は14世紀に創立された大学でヨーロッパでも古い伝統を持つ大学の一つだ。またこの街は前ローマ法王のヨハネ・パウロ2世が大司教をされていたことでも有名である。
ヨーロッパでも最大級の旧市街広場、中世の雰囲気が漂う。
いつも多くの観光客で賑わっている。
この時期、この旧市街広場ににクリスマス市が出る。
旧市街広場は有名な観光地であると共に、地元の人々の重要な生活の場でもあり、このクリスマス市はポーランドらしく地味ではあるが活気がある。
寒い中、皆クリスマス用品を買い込んで帰って行く。暖かいスープなど食べ物の屋台も出ていて、寒空の下で湯気に包まれながら飲むスープはまた格別に美味しい。
人工的なツリーが当たり前の我々にとって、本物のクリスマスツリーは何かひと味違う。
クリスマスツリーの"木"はこんな風に売られている。"生"のクリスマスツリーが売られているのを見たのはここが初めてだった。
買ったツリーはこんな風に持って帰るのだ。
もうすぐクリスマス。
追記:ワルシャワもクラコフも内陸の街、また元々あまり魚を食べる習慣はないのだが、クリスマスだけはちょっと違う。スーパーには大型の水槽が置かれ、なんと生きた鯉が売られる。神聖なクリスマスには肉を食べないので、この鯉料理を食べるのだ。なんで鯉なのかは知らない。代表的なクリスマス料理である"鯉の煮こごり"を何度か食べる機会があったが、ちょいと泥臭くて苦手だった。
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