院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第9回 サファリの楽しみ方5(ケニア):マサイの皆さん

 サファリツアーには必ずと言っていいほどマサイ村見学が組み込まれているが、一度は行ってみる価値がある。
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 到着すると村の皆さんが総出でお出迎え
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 伝統の踊りや歌で歓迎してくれる。
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 子供たちも、
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 女性達もそれぞれきれいな衣装で出迎えてくれる。
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 昔、日本のCMでも取り上げられたことがあったが、マサイのジャンプ、これはスゴい。
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 できるだけ連続して高く飛ぶという単純なモノだが、助走をつけず、膝も曲げないのだ。リズミカルにぴょんぴょんと跳ねる、バネのようなジャンプで、一番高く飛べた男が英雄だ。
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 マサイのイケ面を紹介する。マサイの男達の中でも髪型が違う人がいるのがわかるだろうか、長髪を後ろにまとめた髪型をしている彼らは、いわゆる"マサイの戦士"であり、選ばれた男達なのである。
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 一通りの儀式を見学して、次は土と牛糞で造った家を見学する。実際にその家で生活しているのが体感できるのではあるが、ふとみるとポリバケツがあったりと、何ともユーモラスである。
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 家を見学して外に出てみると、そこからが彼らの真骨頂、ずらりと土産物の出店が開いている。あまり売る気が無いのか、やる気のなさを感じるところが、また彼ららしくて良い。

 マサイの人々は皆こういった村で生活しているわけでは無い。大都会ナイロビでもたくさん生活しているし、我々が泊まるロッジでも従業員として働いている。先ほどのマサイジャンプの達人は我々の部屋担当のホテルマンだった。マサイの人々は、原始的な生活を今も続ける文明から取り残された人々では決して無い。村の見学の際、非常に教養の高そうな青年が流暢な英語で案内してくれた。彼らの中には英国の有名大学を卒業している人もいると聞く。文明社会を知ってなお、彼ら本来の姿に戻ってくる彼らは、我々より何か一歩先を行っているような気もする。
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 ゲームドライブの途中、泥沼にスタックした車を救助しに向かった。
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 そこにはいつの間にか、通りがかりのマサイのおじさんが救助に加わっていた。
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 通りがかりと言っても、見渡す限りサバンナでいったい何処へ向かっていたのだろうか?
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 帰り道、またスタックした車を発見。それはマサイの人々へ家具を運ぶトラックだった。荷台には使い古したソファーなど家財道具がぎっしり。これを何処へ運んでいくのだろう、とてつもなく豪快な配達だ。

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