大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
1年前まではその名前すら知らなかった"ルアンパバーン"。YouTubeで偶然見つけた旅行記で、街全体が世界遺産の街があると知った。ラオスの古都、ルアンバパーン。ラオスは、自分がまだ行ったことのないアジアの国。無性に行きたくなった。
欧米では有名な観光地のようなのだが、日本からのアクセスはなかなか不便だ。乗り継ぎのバンコクでの光景。おでんが普通にODENで売っていた。これには驚いた。
バンコクでプロペラ機に?乗り換え。
ルアンバパーン空港に到着。暑い!
ラオスは元フランス領。街の風景もその面影を色濃く残している。
ルアンバパーンはメコン川沿いに栄えた古都。
ミャンマーもそうだったが、街は結構きれい。
ラオスは敬虔な仏教国。古都ルアンバパーンにはいたるところに寺院がある。
どこかミャンマーに似ているような。
仏様のお顔も独特で、何か穏やかに感じる。
狛犬は神社という感じがするのだが、調べてみると、仏教と共に伝来したのだそうだ。ラオスの狛犬は可愛らしい。
モノトーンな日本の寺院では見られない、朱と金色の世界。
なぜか、ビートルまで奉納されている。
ラオスの寺の中で、最も美しいと言われる ワット・シェントーン。
仏様のお顔も日本とはやや異なる。
曼荼羅の世界。
マイトーン(黄金の木)とよばれる有名なモザイク画。宇宙を感じる。
街なかの学校。
暑い中も、子どもたちは元気に走り回っている。
市場の様子。ミャンマーもそうだったのだが、市場独特の匂いが少なく、臭くない。
商品もきれいに並べられている。
道路は喧騒の世界。傘を指してバイクは当たり前。
街中でよく見かけた、旧ソ連国旗。
スターリンやプーチンのマトリョーシカ。この国が共産国であったことがわかる。
ルアンパバーンに来たならば、必ず行く名所、クワンシーの滝。
駐車場から、なんと、電動カートで入口まで向かう。
駐車場に広がる露天。
川魚などが串焼きで売られている。
何故か卵まで串焼き。
紅芋とバナナの丸焼き。このバナナ、いわゆる日本のバナナではなくて、生では食べれない。焼くと甘みと酸味で、これが美味。
色んな滝を見ながら、遊歩道を登っていく。
入水可能な池もある。
階段状の滝がここの特徴だ。
滝上に滝がある。
緑に包まれて、なんとも美しい。
ここが最上段。
麓の町で昼食。ラオスの象徴、象がいた。
象は耳で体温調節すると言われるが、間近で見ると、象の耳は赤い。
余談にはなるのだが、ラオスの観光地の男性用トイレは、なぜかかなり高い。身長175cmの院長が、つま先立ちでなんとか届く。ラオス人は特に大きくはないので、フランスサイズなのか。。。
パークウー洞窟を目指して、ボートでメコン川を進む。
見えてきた。
河岸絶壁の洞窟に作られたパークウー洞窟。
パークウー洞窟は断崖絶壁の洞窟に作られた寺院だ。
中には大小さまざまな仏像が、約4000体並んでいる。
周辺の住民が毎年、仏像を奉納してくのだそうだ。
この光景に、仏教徒としては、何故か心が落ち着く感じがする。
メコン川に面して、不思議な世界が広がる。
寺院の出店で見かけた子ども。何とも可愛らしい。
ラオスのルアンパバーンといえば托鉢風景。院長の参加してみた。
早朝6時前、おしゃれな街並みも静寂そのもの。
托鉢の準備をする女性たちが忙しそうに働いている。
いわゆる観光客向けに椅子を並べ、托鉢のお供え用のお菓子ともち米、托鉢セットを売っている。
靴を脱いで、椅子に座って、僧たちを待つ。
托鉢が始まった。
結構なスピードで通り過ぎるので、けっこう大変だ。
ひとつまみのもち米とお菓子を、托鉢のかごに入れていく。
現地の方の仕草はやはりさまになる。
1時間足らずで、托鉢は終わる。
この托鉢を観光化されていると揶揄する意見もあるのだが、それが現地へのお布施となるのであれば、それはそれでよいのではと思う。
僧たちが通り過ぎれば、また慌ただしく撤収作業が始まる。
アジア最後の秘境といわれるラオス。首都ヴィエンチャンの評判はあまり良くないのだが、世界遺産ルアンバパーンは治安もよく、食事も美味しくて、また訪れたい街だ。
コロナが開けて、何故か無性に、ケニアのマサイマラへまた行きたくなった。
今回はカタール航空を利用しドーハ経由でナイロビへ向かう。土曜日の午前は仕事をし、夕刻に関空を発ち、深夜にドーハ着。3時間で乗り継いで、翌日の朝7時にはケニアのナイロビに到着だ。
7年ぶりのナイロビは何も変わった様子はなかった。
翌朝、ナイロビのウイルソン空港から、国内線の小型機でマサイマラへ向かう。ナイロビからマサイマラへは1時間程度のフライトだ。
7年ぶり、5度目のマサイマラだが、空からの景色は何も変わらない。
サバンナの一本木が懐かしい。
マサイマラのエアストリップへ着陸。
それぞれのテントロッジのサファリカーが並ぶ。その殆どがトヨタのランドクルーザーなのだが、この車で動物を探しながらサファリの原野を駆け巡るのが、ゲームドライブ、日本で言うサファリだ。
マサイ族のドライバーが出迎えてくれ、テントロッジへ向かう。
車の後ろには、マサイの女性たちの、にわか土産物屋が並んでいる。
今回利用した宿は、Entim Camp。敷地内に12棟の客室テントとメインテントから成るテントロッジだ。
これが客室テント。
テントと言っても、中の設備は高級ホテルと変わりない。
デスクもあって充電もできる。セイフティーボックスもあり、このロッジには無料のランドリーサービスがある。これは非常に助かる。ゲームドライブは砂埃で汚れるので、洗濯物を朝、かごに入れておけば、夕方には洗濯して、畳まれて置いてある。
洗面所とシャワー。ちゃんとお湯が出る。
トイレも水洗だ。
テントの眼の前にはマラ川が眺められて、カバが寝そべっている。夜はカバの鳴き声が結構うるさい。運が良ければ、ここからヌーの川渡が見られる。
メインテントのダイニング。ここで毎食、コース料理を楽しむ。
メインテントのリビングスペース。このロッジはアルコールもフリードリンク。
眼の前にマラ川を見下ろす。運が良ければ、ここからヌーの川渡りが見られることがある。
川岸にはカバがいる。
午後のゲームドライブに出発。川岸でトピに遭遇。川を渡りたいようだ。
トピは鹿のようだが、牛の仲間。枝分かれのない立派な角が特徴だ。
初日から早々に、チーターを発見。
眼から縦に伸びるラインが特徴。
チーターの模様は黒丸の斑点。
キリンに遭遇。
サバンナの動物たちの中でも、キリンの長い首は、やっぱり独特だ。
愛らしい顔をしている。
マサイマラは鳥の種類も多彩。ツメバゲリという鳥。
コオナガテリムクという美しい鳥。ムクドリの仲間らしい。
ダチョウのオス。ダチョウはオスのほうが美しい
ダチョウの羽を広げたダンス。
象の親子を発見。
初日早々、ヌーの大群に遭遇。
サファリロードを横切って、ヌーた隊列が進む。
ヌート大群は、すごい威圧感がある。川岸へ近づいてきた。そろそろ川渡りが始まる雰囲気だ。
初日から、ヌーの川渡りに遭遇した。ただし、ここはマラ川ではなくて浅いので、少し迫力には欠ける。
それでも対岸に駆け上がる姿は迫力がある。
水しぶきを上げながら、必死で駆け上がっていく。
川の中には、ヌーを狙ったワニが待ち構えているのだから。
美しいマサイマラの夕暮れ。
院長はマサイマラの空を見たくてここに来ると言っても過言ではない。本当に美しい。
マサイマラの夜は肌寒く、暖炉を前に食前酒を楽しむ。
5度目のマサイマラ、7度目のサファリだが、ハンティングのその瞬間をまだ見たことはなかった。
ドライバーのジョセフに何が見たいかと聞かれ、もう一度ヌーの川渡りとハンティングを見たいと応えた。
サファリの朝は早い、まだ真っ暗な朝5時半、モーニングコール代わりに、テントにコーヒーとクッキーが運ばれてくる。このコーヒーが実にうまい。朝6時、さあ、出発だ。
何気にシャッターチャンスの獲物を探して走っていると。群から離れた一頭のヌーを発見、よく見ると、雌ライオンが狙っており、追いかけ合いの末に睨めっこ状態になった。
ヌーは全力を振り絞って、果敢にもライオンに襲いかかった。ライオンも一瞬たじろいた様子だったが。
もう一頭の雌ライオンが現れた。ライオンの作戦勝ちで勝負あった。
二頭共同で襲い掛かり、ヌーを仕留めた。
喉元に噛み付くライオン。
ヌーが息を引き取るまで、喉を噛み続ける。
ライオンの勝ち誇った様な姿。
ヌーが完全に息を引き取ってから、ライオンは食べ始めた。
ゾウの親子に遭遇。
ゾウは一日中食べ続けているそうだ。ゾウの進むところ、植物は無くなっていく。
荒涼としたサバンナに象はよく似合う。
お次は、マサイキリンの群に遭遇。
キリンはあまり動かず、逃げないので、比較的見やすい動物だ。
直ぐそばまで近づいても知らぬ顔。
愛嬌のある顔だ。
マサイマラは川で区域が分かれる。
雨季には渡れない川を、乾季は4WDでガンガン走破していく。
途中で見かけた、国境の道標。向かって右がタンザニア、左がケニアだ。マサイマラには国境のゲートなど無い。
河岸で一頭のカバに遭遇。これは今までのサファリの中で、最も危険な状況だった。
カバはのんびりおとなしいイメージなのだが、マサイマラで最も危険な動物のひとつだ。
思いっきり睨まれてしまった。今にも襲いかかって来られそうな、殺気を感じた。
河岸には、全長2m近くあるワニが獲物を待ち構えている。
川面にはカバの群れがぷかぷかと。のんびりムードなのだが。。。
ジャレあっているのか。
怒っているのか、凶暴な姿が。
何もない道端で急にストップ。ブッシュを進んで回り込むと、巣穴が現れた。
サーバルキャットだ。チーターの様に顔が小さい。
マサイマラは鳥の種類も多い。
動物と共生している鳥もいる。
イランドに付く虫を食用とする鳥。持ちつ持たれつ。
猛ダッシュで多くのサファリかーが集結。レパード発見。車が集まる数からも、その貴重さがわかる。サファリ初日から大物の連続だ。
皆んなの注目をよそに、すたすたと通り過ぎて行く。
ちらっとこっちを向いてくれた。こういった場面で、動物が来る方向へ車の位置どりをするのもドライバーの腕次第なのだ。
夕暮れ時の帰り道で、ハイエナに出会った。
いつも悪役のハイエナ。見た目がこれだから仕方ない。
夕暮れのサバンナ。この空が大好きだ。
マサイマラのゲームドライブの醍醐味はもちろん野生動物を間近に見ることなのだが、もう一つの醍醐味は日の出と日没の景色だ。
夕暮れ時は、感動的に美しい。
そこに一羽のセクレタリーバードがやってきた。セクレタリーとは書記という意味で、昔のペンの羽根に使われていたからだそうだ。
その鳥が、夕陽をバックに木のてっぺんにとまった。巣があるのだろうか。
これはシャッターチャンスとカメラを構えていると、もう一羽が飛んできた。
もう一羽は木のてっぺん目掛けて飛んでいき、
てっぺんにとまり、羽を広げた。
夕陽をバックに、まるで火の鳥のようだ。
この光景は一瞬で終わり、
飛び立って行った。これも一期一会、二度と同じ光景を見ることはないであろう。自分にとっては奇跡の一枚だった。
日の出前のマサイマラの空は紫に染まり、これはまた美しい。
空からマサイマラの日の出と、ゲームドライブでは見ることのできない、野生動物の空からの光景を楽しむ、バルーンサファリに2度目の挑戦。前回は運行機器の故障で、サファリのど真ん中に不時着した。詳細はこちら。
暗闇の中、バルーンにバーナーで温められた空気が送り込まれていく。
ごーっと唸るバーナーの音と共に、無事にテイクオフ。
ちょうど日が登ってきた。
サファリロードの無い原野の上空を散歩していく。
動物たちにはどのように写っているのだろうか。
狩を終えて、獲物を食べ終わったライオン。
キリンの群れ。
なんとも雄大な光景。
朝のゲームドライブに出発したサファリカー
緑が生い茂る処は水飲み場。
高度を下げていく。
シマウマの群れ。
バルーンの影が原野に映る。
色とりどりのバルーンが美しい。
ビッグファイブの中で、なかなか遭遇できないのが、黒サイとレパード(ヒョウ)。
その貴重なレパードに、この至近距離で見れるのが、ここエンティムキャンプの醍醐味。
これが本物のヒョウ柄。
鋭い目をしている。虎やチーターとは違った柄なのがわかる。虎は縦シマ、チーターは黒丸。
集結してくるサファリカーの真横を悠然と通り過ぎて行く。
こちらはチーター。
シャープな体型と小さな頭がかっこいい。
猫のように戯れ遊んでいる。
レパードとはまた違った格好良さがある。
涙のように縦に走る黒線が、チーターのしるし。
お次は雄ライオン。
水場で悠然とくつろいでいる。
恐らく2mぐらいの至近距離に接近し、流石にビビった。
茂みに隠れていたインパラ。
立派な角が特徴だ。
嫌われモノのハイエナ。
愛嬌のあるイボイノシシ。
巣があるのか、ロッジの軒にマングース。
正式にはシママングース。
珍しい光景に出会った。木登りライオン。
木の上で、だらしなくくつろいでいる。
ライオンも木の上では安全で安心なのか。
カラフルなムクドリの一種。
アフリカヒヨドリ。
カバの親子。
なんとも微笑ましい光景。d
お母さんについて行く。
のんびりあくびのカバなのだが。
マサイマラでは危険で凶暴な動物。
また近い将来に訪れたい。